ていうか、僕は京アニ放火犯にシンパシーを感じる55歳無職なんだが！

 2023.10.14 Saturday

京アニ放火事件なんだけど

　京都アニメーションの放火大量殺人事件なんだけど、犯人の言う盗作云々については、おおまかな作品部分について京アニによる盗作は無かっただろうとボクは思う。そもそも何を言おうが京アニの犯人は死刑は死刑であり。

　ただ、小説でもラノベでも漫画でもデザインでもそうなんだが、ひとつの作品には非常に多くの表現手法やテーマやモチーフが詰まっているもので、そのシーンシーンや要素要素にはそれぞれ独創があったりはする。

 

　ボクも以前、仮面ライダーBlack最終回前後編といういわゆるファンシナリオ小説を書いた事があり、前編は１９８８年～８９年に少年サンデー編集部に（元々公式が１９８８年に主催していた仮面ライダーグランプリ用に書き始めたものだったが間に合わなかったので）Blackの最終回前編放送日前後に送ったり、IGタツノコの社員募集に送ったり。後編は同人誌にして（前編も１９９８年に同人誌化した）、１９９９年にビックコミックづてで石森プロに送ったり、テレ朝のニュースステーションだの、なんか割と色々な所に送っていたんだが（ボクは昔からニュースマニアなのでまぁこんなん書いてるよって意味で送った）・・・・・その後編で、最後の戦いに南光太郎が向かう直前に雨の高速道路のインターチェンジを抜けるシーンなどあるんだが、それと割と近いシーンが、翌年の仮面ライダークウガ（２０００～２００１年）の、主人公が最後の戦いに赴く前頃のシーンにあったりする。それ自体は割と自分はあぁ読んでくれたのかななどと好意的に受け取ってたが（ライダーあまりに長いので割と今はしんどい思いでライダー周辺を見てるが）、、、そういう事はあるわけなのだ（ごくごく一例）。

　だけど、つまり、それが許せるレベルのものか、許せないくらいに執拗で大量か、というのは相手やケースや各被害者によって違うわけで。

　この　相手によってされるのが許せなくなる　というのは、ままある事だと思う。

　（特にコンテストや社員応募で、拒否って没にしてきた側にそれをされると許せないのが普通だが、業界は昔から馬鹿なので、そういう業界就職をめざすクリエイター志望者側の心理を昔から解っていない。ファンだから応募してきたんだからやっていいだろう、と相手を没や選外にしたり、シカトしながら思っているのが大体なわけで、極めてファンにも応募者にも不誠実と言える）

 

　で、その、他人による作品（投稿作品）の内部構成（というか主に構成要素）の流用に対するルーズさ、というのはやっぱり業界ならどこにでもある事で、割とボクにも腹の立つ事はある。業界はホントにルーズなので。

　だから彼の「盗作する時何を思っていたのか」というのはそれはそれが本当にそうなら、それは、どこが盗作やネタ流用をやったかに関わらず、盗作やネタ流用をやられている側が普通に思ってる感情だ。（京アニ放火犯が物語骨子の部分で盗作をやられたとは思わない。万一あるとしてもせいぜいシーン描写流用だろう。

　ただ、彼の怒っていたのは、彼が作品の大きなアイデアとして考えていたものを極めて小さい表現として流用された、といった事だったはずなので（過去報道では）、それを本当にやられていたとすれば怒るというのは普通だと思う。ただ明らかにやり方（怒りの表現の仕方）が激烈過ぎる。）

 

　ただ、京アニ放火殺人犯当人は「死んでも７～８人だと思っていた」と言ってるけど、２人以上殺せば充分死刑だ。そこが解っていてもいなくても、死刑は死刑で変更する必要は無い。

　そもそも放火罪は最高刑が死刑なので、盗作云々の論議は基本的に彼を死刑にするか無期にするかの論議に関係は無いと思う。

　（というか、ボクは安倍総理殺害については死刑か無期かの議論はありうると思うけれど（彼の行動がなければ昨日今日の文科省による統一教会解散請求は無い）、京アニ放火犯については死刑はやむを得ないし当然だと思う。）

 

　　あと、彼の投稿作品に、何か極めて世の中を良くする価値（たとえばどこぞの村おこしや町おこしを出来るだけの社会的新機軸的価値）が本当にあったのかどうか？というのは、プレーンな部分で確認してもいいのかもしれないが、それは何を言っても意味の無い事だし。ただそこにアイデア的な意味があっても無くても、彼の作品から盗用盗作などを、外野の業界が考える事は、もはややってはならない事だと思う。 盗作で彼が傷つくのであれば、面白がりで外野が彼の思いを引き継ぐだの何だのはやってはならない。（業界はそういう所が本当にルーズで下衆なのでやりかねない奴らは実際いる）

 

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