ていうか、開会式もクソなわけだが!
2020東京五輪開会式見ました!!
東京五輪開会式のTV放送見ました。2020年ではなくて2021年になってしまったけれど。
やっぱりオリンピックはいいなぁ、と。かなり感動した所も多かったです^^(逆の点は後で;)
なんていうか、今回の五輪開会式が今までと異質だったのは、例えば紀元前からの日本の歴史などがアピールされる事もなく、
最初から、世界人類やスポーツ選手たちの、ウイルス禍との戦いという共通体験がクローズアップされていた事だと思う。
それがいわゆる多人数パフォーマンスで、極めて個々のアスリートの体験に共感するスタンスで描かれていて、
そこから祭典準備につながり、今回の東京五輪というスポーツの祭典をする上での基本コンセプトにつながっていく、それらの(ストンプ的なものも含めた)パフォーマンスは、
何度も報じられている通り困難や限界が本当に多かったと思うけれど、結果的にストイックで、本来の五輪の祈りみたいなものも感じさせて、でも日本的で、いいと思った。
そこからの選手入場も本当に良かった!!なんていうか、イントロに古関祐而氏の1964年のオリンピックマーチが一瞬かかった後に、ドラゴンクエストのテーマで入場が始まった時は、僕は「よくやったーーーっっ!!」って思わず叫んで嗚咽してしまったよね。生まれてからドラクエをプレイした事が一度も無いのに^^!!後にも先にもドラクエのテーマソング聞いて泣いたのなんてこれがはじめてです。で、それだけじゃなくてFFとかのゲーム音楽もかかりまくるし!!・・・一番現代の世界選手たちに通じる日本の音楽群を持ってきた。本当に良かったと思う。
世界の選手団入場も、みんな嬉しそうで、スマホで写真を撮りながら和気あいあいと、それぞれのコスチュームや民族衣装で入場してくる姿は、本当にまぶしいくらい鮮やかで感動しました^^。ていうか、パナマはやっぱりパナマ帽で、バミューダ諸島はやっぱりバミューダパンツなのな!!って笑いがこみあげて、もう選手入場の最初から「にへらーー^▽^」って笑いがこみ上げてどうしようも無かったです。
(※いや、台湾の扱いとか(僕は台湾は国家だと思っているので)、少しやっぱり「うーん」って所はあったんだが)
アメリカの選手団多い!!とかどこそこの選手団多い!!と思ってても、どこの国も大事な一カ国一カ国だよね。で、日本が入場して、嬉しそうで本当に良かったなぁと。
感動した所はかなりあるけれど、やっぱり最たるものは橋本聖子さんのスピーチと、吉田沙保里&野村忠宏元選手らから、王監督や長嶋監督と松井元選手のトーチに聖火が移ったシーンだったと思う。大坂なおみ選手の聖火台点火も良かったよね・・・(今の年齢の大坂なおみ選手に点火させるのはアピール度が強すぎてどうかなと思ったんだけど、子供たちから渡されたってのはそれはそれでテーマかなっていう)。ちゃんとエッセンシャルワーカーの方々やパラリンピアンの方々の事も意識されていて。
歌舞伎+ジャズピアノの演出もとても良かったし、ピクトグラム(過去知人にもなんかピクトグラムを作り続けてる人がいるんだが)のパントマイムはもう動画世代にバズるの当然ってほど良かった。
・・・あと、本当に本当に涙して感動したのは・・・子供たちが大きなブロックを組み合わせて大きな東京大会エンブレムを作ったシーン。あれ絶対に難しいと思うんだよ!!!!ウイルス禍の中で練習したんだろうし・・・あれは本当に感動で涙ポロポロでした。
橋本聖子さんのスピーチはまさに万感って感じでもらいなきしてしまった、自分が五輪主催側に言って欲しい事をすべて言ってくれたと思う。本当に良かった・・・!!で、そういう意味ではバッハ会長のスピーチも前半部分にはうたれるものがあった・・・後半は色々と予定通りのきれい事的発言(というか何かを説得するような発言)になってしまって冷めた部分もあったけれど、でも前半は正直な言葉だったと思いたい。
で、感動もしながら、やっぱり違和感を覚える開会式でもあったけれど、それは多分主催側が開会式をする上で、ただでさえストイックにせざるを得ないのに「教条主義的」「きれいな主張」に徹していたから、それが見ていて辛いし一般の感性を置いてきぼりにしているのかな、って気はした。・・・スポーツってのは、なんだかんだ言って、出場者それぞれの勝敗や優劣を浮き上がらせるものじゃないですか。・・・
つまりなんていうか、きれい事として、五輪の大会として無数のアピールをしたいというのは解るし、そういう意味で出演者選考したのも解るんだけど、アピールってのはやっぱり出演者がきっちりそれぞれの訴えを強く持っていてこそ成り立つものなので、「象徴」としての選び方があっても、それが「日本国民が求めているから」みたいな予定調和なのは違うんだよね、っていう。
スポーツは厳しい世界だし選手にとっては厳しい現実だと思うので。
けして僕が長年思い描いていたような二度目の東京五輪、それに達しているというわけではなく、そんな事は今回のような場合無理に決まっているんだけど、でも、これが艱難辛苦の末にリアルに現実化した二度目の東京五輪なのだ。と。だったら、批判点はあって批判しなくちゃならないにしても、この現実の肯定できる部分は肯定すべきだと思う。
というか、開催前にNHK総合18時台にしばらく放送していた「COUNT DOWN」って番組でも、腹が立ってくるほどtwitterで無駄な五輪へのディスり暴言が多かったので、余計にそう思うのかもしれないです。
で、つい昨日かおとといか為末氏が「色々な意見や議論はあって当然だと思う」と言っていて、為末さん優しいなぁと僕は思ってたんだけど・・・なんていうのかな、自分の持論なんだけど、議論とか意見とか、書き込みや口で言うためだけに・・・人間は生まれてきたわけじゃないですよ。やっぱり肉体を持って生まれてきた(生まれ変わりにしても何にしても)って事は、肉体で何かをするべくして生まれてきたわけでしょ?ただ頭で意見を思ったり意見を意思疎通するだけなら、肉体が無い霊魂でもできるかもしれないじゃないですか。肉体があるって事は現実にその肉体で現実にアクションを起こす方が健康、って考え方の方が、まだオリンピックやオリンピアンたちの考え方に近いんだよね、きっと。それが解ってないで五輪を見てる人達が多いんだろうなと。
でも、実際には世界的に競技をする、体格も肌の色も個性も得意ジャンルもみんな違う選手たちが競技を行う事で、それぞれの海外選手の優れた部分について思い至り、差別をする気持ちが自然に失われるものだ、というのが、本来の自然な流れだと思うんだよね。だから、確かに今回みたいなウイルス禍という災害が起きた後の1年遅れで無観客の五輪が、特殊なアピールや強いアピールなしの開会式なんて絶対ありえないんだけど・・・でも、五輪の競技自体はすべて選手たちのものじゃないですか。全てが選手たちのもの。だから、この開会式の後は、できうる限り選手たちには、各競技で自由に躍動し競技をして欲しい、と、そう思いました。
All World athletes, Let's Play your GAMES, please more freely as you can !!
って感じです。 (なんだこの英語w)
いよいよ東京五輪の本番開始です。楽しみです。
※ 海外メディアは東京五輪開会式の何をどう評価したのか…「視聴的に印象的だったのはドローン」「不可解なTVクルー」
↑みたいなタイトルの記事があるけど、英ガーディアン紙の選んだ「五輪開会式の11の優れた瞬間」にも触れてて良い記事です!!
森山未來氏のパフォーマンス、ものすごく良かった。顔に布がかぶっても気にしない「舞踏」で、本格的で、ちゃんと追悼になっていた、被害者や遺族の心の荒ぶりやざわつきも出ていたと思う。
イマジンも、杉並児童合唱団から始まったのが、なんか昔からアニメ特撮の曲などで杉並児童合唱団とかテロップに入る曲を聴いてきた身からすると、じんと来るものがあったです。
地球のドローンも良かった。何が起こったのか?って世界の人達が思ったんじゃないかなぁ・・・。あの並列コントロールはすごい(笑;)平和的利用で良かった(笑;)日本はすごい国だ!!ってのはちゃんと思ってもらえたと思います。あと風がなくて良かった。
いずれにしても レガシーとして残らざるを得ない 開会式になってると思う。(10:22~35 随時更新。)
開会式疑問点
なんというか、ミライトワもソメイティも目立って出ていなかった気がするのでそこが疑問。
ていうか公式キャラクターの二人が開会式に出ないのは本当に、何でって感じ。
あと、宇宙に打ち上げたガンダムのプラモはどうなったんだろう・・・
どちらも閉会式には出て欲しい気がするけど。このウイルス禍状況だとなんとも言えない。
ガンプラの宇宙中継は費用対効果的にキツイかもしれないけど、公式キャラクターのクローズアップが無いのは、いくら何でもって感じだった。
(※ とりあえず、東京多摩地区に住んでる方々には、たとえば高幡不動の境内にほぼ1/1のミライトワとソメイティのFRPフィギュアがずっと置いてあるみたいなので、写真撮影もいいかもしれない。僕も撮影してきた)
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