ていうか、日本は核保有国になるべきなんだが!

 

Eテレ「ひまわりの子供たち」

Eテレ「ひまわりの子供たち~長崎・戦争孤児の記憶~」を見ました。

原爆投下後の長崎で、戦争孤児の子供たちを「向陽寮」という福祉施設で育て上げたお母さんと言われた女性と子供たちについて、のインタビュー構成によるドキュメンタリーでした。何度も心うたれる場面がありました。心うたれるという言葉をあまり自分は使わないけれど、このドキュメンタリーは、それそのもので。

 

なんというか、昭和の僕らの生まれた時代には「戦争孤児」や「孤児」や「みなし子」と呼ばれるキャラクターの登場するドラマも漫画もアニメも多かったし、その元にはこういう時代があったんだなぁ、という報道や書籍も多かったと思うんだけれど、今あえてそこをちゃんと題材にして当時の事を伝えて、あらぬ中傷も受けたお母さんの事について、彼らすべてが弁明する姿がやっぱり胸を打つ。

 

というか、このドキュメンタリーは本当に、原爆投下後という極限状態の中で、なんとか子供たちを立派に育て上げようとした女性とその施設の子供たちの人間性の美しさを伝えてるんだけど、でもこのドキュメンタリーを見た人で自分の身にてらしあわせて、共感する人というのは割といるのではないかと思った。ちゃんとこういうことを書くとおまえ幸福じゃないかよ、と言う連中は多いかもしれないけれど・・・でも、たとえば親兄弟がいて家庭的には充足していても、社会的には孤児同然とか、みなし子みたいなものだ、って思いを抱えてたところを、誰かに認めてもらえて、信用してもらえて、ここにいてもいい、と言ってもらえた経験を持ってる人ってのは、たぶんこのドキュメンタリーに共鳴できると思います。

 

裏で人気ドラマやドラマの再放送(全3話録画済)をしていたので、見てない人もいるのかもしれないけれど、このドキュメンタリーは2度3度といわず、何度でもEテレで再放送される事を切に願います。小中高の道徳の授業でも充分生徒さんたちに見せられるドキュメンタリーだと思います。

 

(今、「100分で名著」でアレクシェーヴィチ(1)「戦争は女の顔をしていない」などについて放送してるみたいです 0:33)

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