ていうか、僕は53年間無職だから朝ドラを観ているわけだが!

 

「おかえりモネ」が明日最終回・・・・;;

 「おかえりモネ」はずっと1話から見続けていて、毎回毎回本当にほのぼのしたりうるうるしながら見てきたんだけど、本当に何もかもに感動しながら見てきたので、明日最終回前にして既にロスに陥ってしまっていて。どうしたものだろうか・・・しかも全話ちゃんと録画してたはずが、五輪の時の変則的な放送電子信号でブルーレイディスクがぶっ壊れてて中盤前の百音と菅波先生のすごくいいシーンとかもろもろ1ヶ月分くらいが消し飛んでしまったりしていて(;;)・・・本当に早めに夕方枠とかで再放送して欲しいくらい(涙)

 この作品は自分はかなり好きなんだけど、ニュース的視聴率的に失敗みたいな暴言がネットのあちこちに書かれていて、でも作品自体はものすごくスタッフの誠意が見える作品だったので、自分的にはほぼ毎回幸せな気分だったり身にしみたりで楽しみに見ていました。なんていうかサヤカさんのいる山林での物語とか、菅波先生との物語とか、何から何まで良かったし、百音の家族や気仙沼の人々もみんないいし。なんていうか百音のクラスメイトたちって、なんか「あの花」の超平和バスターズみたいな所があったよね、と(^^);

 ・・・で、そういうクラスメイトもいるんだけど、百音はだんだん仕事をする大人の女の子になっていく、いつの間にか菅波先生とも付き合う事になっていくっていう。親族も仲間もそれぞれ自分の道に踏み出して活躍していこうとする、みたいな。静かなんだけど、ちゃんとした物語だよね。ちゃんと東日本大震災の後の東北と、今を描いた物語だったなぁと。 いうかそれぞれのドラマ描写に全く無駄がない。各登場人物のドラマ全部が必要で、各キャラにノルマ的なドラマが全くなかったのも成功の理由だと思う。

 

 浅野氏が演じていた亮の父親と、百音の家族がみんな同じ顔をしている、というあのシーン、みんな東北の人の顔をしていた。震災後も塗炭の苦しみを耐えしのんできた人々と同じ顔。「百音」だけでなく、東北と共にある俳優さんたちはみんなそういう表情をする時があって。

 

 おかえりモネで激しい天候や震災で多くの人命が危機に陥っている時の言葉などは・・・・たとえば亮の命が大しけで危機に陥った時に気象予報士たちのリーダーだった朝岡氏が言う「我々は予言者ではない。祈る事しかできない経験を我々は何度もしています」という言葉は・・・・天候や天災による被害だけじゃなくて、今のウイルス禍の中で、入院している肉親に会う事もできない人たち(ウイルス感染に限らず今はどこもすべて死に瀕している入院患者さんたちに家族がなかなか面会出来ない)も同じような事で・・・本当に実感している人々が多いだろうなぁと思うし・・・昨日からのみーちゃんの独白でも津波の時でなくても、両親や祖父母の認知症悪化で、土壇場でいう事を聞いてくれないがために命を落としたり・・・という事は、本当に今の世の中多すぎる位多いと思うんだけど・・・それをひとつひとつ主人公たちが受け入れていくことで、おかえりモネの世界の人々に共感しているリアルの視聴者(特にそういう思いをしている人々)も、本当に一緒に心を救われているんじゃないか、と思っていて。

 なんていうか、本当に明日最終回?って感じではあるんだけれど、みんなそれぞれ幸福になっていく、あの世界の自然や空に開いていくようなそういう最終回でもいい・・・というか最終回が明るければ、それでロス回避できるので、本当に頼むーー・・・と(;▽;)

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