ていうか、僕の娯楽はアニメしか無いんだが!

 

日本アニメは負ける、かもしれないが・・・・

「このままでは日本のアニメが世界で負ける」は的外れ? 海外で広がる“日本風“アニメ
 ・・・という評論記事があって、多分いわゆるアニメ界がずっと狂ったように血道をあげてきたコンテンツビジネスとか製作委員会制とかバトルアニメ異世界アニメ属性系アニメとかそういう色々なカテゴライズされたファン向けアニメ+いわゆる日本で最近「アニメ」として扱われている商業アニメという括りのみで、流行り廃りを考えるなら、流行ばかりを目で追うならば、例えば記事で例示されているアニメについて評価しようと思う人達もいるんだろうけど、自分は海外のアニメだろうが日本のアニメだろうが単一のアニメ作品都市手しか見ていない。

 だから、直下の文章で書いたように最近の日本の商業アニメはしょーもないと思っているけれど、だからと言ってアジア圏の日本に範をとって各国のナショナリズムに訴えかけるような作品群が特に良いとも思ってない。だって要は感動できるかどうかでしょ。・・・というか ↓

 

 ・・・というか、僕はアニメというのは本質的に、いわゆるNHK教育で放送しているようなシンプルなセルアニメとかクレイアニメとか人形アニメとかシンプルなアニメもちゃんとキャラクターを持っていればアニメだと思っているし、つまりアニメってのは本質的にものすごく色々な表現方法があって、作者やスタッフによるその組み合わせで作られていると思っている。

 で、そういう意味での日本の「アニメ」というのはやっぱりものすごく層が厚い(製作表現も対象年齢も含めて)と思っているのだ。テレビアニメ一本の作品放送時間が20分超くらいあろうが、NHKのEテレなどでは短いアニメ群(ファン向けに限らず教育効果目的のものETC)などもちゃんと数多く作られているし、どちらかといえばアニメというのはそういう小品そのものがコアになっている側面もあると思う。それと商業アニメとの隣接点がアンパンマンシリーズだったりするんだけれど。アンパンマンのキャラ数って、本当にハンパない数なんですが。

 また、なんだかんだ言っても日本のアニメコミックゲームは昭和期にすごい名作が本当に多く作られているわけで、その表現側の情熱を直で見てきた日本側に、そうそう新興側としてのアジアが追いつけるわけでは無いと思う。それが追いつけるのであれば、それは前から言っているように単純に現代のコンテンツ系なファン向けアニメが無数の意味で劣化してしまっているわけで。

 そういう若者向けアニメって時代の苦しみと向き合っていない作品は結局駄目なわけだから、その点で駄目だというのなら、それはもう駄目でしか無いのだろう。

 というか、各作品の人間的テーマや人間性(ヒューマニズム)について、別に無理やり日本賛美をしなくても、描いている内容がちゃんと筋の通った人間性に満ちたものであるなら、それが日本の立派な作品だ、と誰でも認めるだろうと思う。

 でもそうではなくて、単純に「アーティストによる作品」としてアニメを見るのであれば(自分も個人製作でいつかアニメ作りたいと思ってるんだが。今まで言ってきた通り)、Eテレの子供向けの小品だって、極論「みんなのうた」のアニメ群だって、日本のアニメだ、と考えることができるなら、日本のアニメが負けるなんて、誰も考えもしない事だと思う。

 でも、コンテンツビジネスやカテゴリー細分化したような日本のオタク向けアニメのみをアニメというのなら、そういうアニメ界はいつ海外(アジアといわず欧州でもアメリカロシアでも中東でも)に負けても不思議はないようにも思える。何にしたって、正しいテーマを正しく表現をしている作品が勝つのは自然の事なので、それが出来ていなければ負け、ってのは、作品作る上での基本中の基本だと思います。

 

 つまり、日本アニメが昭和当時から何で勝ててきたのか??ってそこが全く解ってないオタク系の人たちが、今のアニメ業界周辺に多過ぎるのが大問題なんだと思います。

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