ていうか、僕はネオナチなんだが!

 

マーレの腕章の販売中止はあたりまえの事と思う。

> https://news.yahoo.co.jp/articles/f61c85bbd8677259a90ba64f3fadac6953f7480e

>「進撃の巨人」制作委員会「差別の象徴を安易に商品化」と謝罪 「マーレの腕章」販売中止


 「進撃の巨人」のマーレの腕章が販売中止になったらしい。理由は「、ナチスドイツでユダヤ人を区別するために「ダビデの星」をあしらった腕章を身につけることを強いていた歴史的事実を想起する」との事で。

 ボクは進撃とは割と違う考え方なので、あまり言いたくない事も多いけど。まぁ、いろいろ考える所はあるだろうけど、この作品が、なら歴史的にどういうスタンスの人々に立って描かれているのか??って所を、実はファンの人たちもあんまり解っていないんじゃないだろうか?とは思います。

 逆にいうと、そこがみんな解っていない、解っていないけどファンだからたぶん買う、という流れをせき止める事ができなさそうだから、販売中止になっちゃったんじゃないかなと思います。

 いずれにしてもレッテル、ラベル、タグを売るようなものだから。

 もしくは、あの腕章を着用するなら第ニ次大戦時のドイツなどヨーロッパロシアじみた軍装をした服の上に付けるしか無いってことになるわけで、そういう大戦風の軍装自体が活性化する事自体が、日本の軍装コスプレ勢力が不必要に巨大化する原因になってしまう、というのも問題だろうなと。なんていうか、進撃コスからあっちの軍コスだのナチコスだのに流れる子達がやたら増えそうじゃないですか。彼らの交流の活性化とか。そこだよね問題は。

 

 もしくは一般ファンが私服につけるしかないなら、それは被差別層なわけで、たとえばどこぞの小中高生が進撃ごっこと称してそれを付けたいじめられっ子をみんなでいたぶる、のような事になったとしたらそれはそれで問題かもしれないけど。

 

 今回の問題って、割と「ジョーカー」問題と近いような気もするんですよ。被差別層への差別迫害を想起させるから駄目、ってのもあるだろうけど、人によっては「被差別層の大勢の人々がそれを旗印に(バットマン世界のような)「ライジング」が起きてしまうのが怖い」という考え方もあるだろうし。想起させるのも駄目なら、象徴化も駄目って事かもしれず。

 つまり今一番そういう腕章を売ってほしくないのは、香港自治政府や中国なんじゃないかな、とも思うんだけど。

 いずれにしても、過剰な危惧に見えて、実は何かとんでもない問題が起きた時には(書かないが)的を射ていた危惧だった、って事になるのかもしれず。進撃ムーブメントと距離を置いてきたボクにはあまり解らないが。

 (※補記: つまり、何で上のような文章にしたかというと、おそらく海外の進撃に詳しくない人が、こういう腕章を売らない事に決まったと聞くと、イコール、「ナチスの腕章に似ているからクレームがついたのだろう」という思考にいたると思うんですよね。普通は。

  でも、今回の公式発表では「ユダヤ人に付けられた腕章を想起させるから」という風になっているわけで。つまり公式は意図的にナチスのカギ十字腕章についてを思考から削除させようとしている。でも実際にはナチスがゲルマン民族を持ち上げた行為も、もともとゲルマン民族自体が持ちつつあった劣等感の裏返しなわけで、つまり、あの腕章ってのは、どちらも想起させるものなんですよね、そもそも。もしくはナチス崩壊後のゲルマン民族や東西に分かたれ世界から差別されたゲルマン民族・・・・そもそも「進撃」の壁というテーマについてはベルリンの壁を思わない方がおかしいわけで(現代的には2ち●ん掲示板のレンガ壁紙)ですが。つまり象徴としては東ドイツや西ドイツや収容所の「壁」も含むだろうし。・・・・・今回のエクスキューズでは「ユダヤの腕章に似てるから」って事にされてるけど、元来はただ、民族間や分断された一民族間を具象的に表してると言える。ユダヤだからとかゲルマンだからとかじゃ無いんですよね、おそらく。

  というか、もともとマーレ人というのは、日本語でいう稀人(まれびと)でしょう。稀人というのを近年「外国人」だと言われたり、神々と通じている神主や巫女のようなものだと言われたり、精神疾患の人々や先天的な身体障碍の人々(の子孫)だと言われたり、いろいろだけど・・・・つまりそういう「稀な人々」が隔離され差別を受けている、という状況を作品表現してるんだと思うんですよ。「進撃」という作品から離れるなら、稀であるという事イコール悪ではないし、完全に正義というわけでも無い。レア度には正義も悪も無いじゃないですか。ただ、レアリティで正義も悪もなく、ただ無考えにつながる現代のSNS社会に対してはボクは極めて懐疑的です。

 理想ゆえに稀である事もあるしそういうのは自分も理解するけど、オタク的に「アブノーマル」ってだけでつながるのはそれは問題だったりする。

 ・・・つまり「稀(まれ)」である事だけでつながる、という事については、正しい時も間違ってる時もあって・・・ケースバイケースなんですよね。(続きを書くかも)  11/17 20:58)

 

 (※ ↑ つまり、上で「今一番そういう腕章を売ってほしくないのは、香港自治政府や中国なんじゃないか」と書いたのは、マーレ人=稀人で、つまりは稀少種、少数派、少数民族、って意味だから、彼らが大同団結すると困るのは、今日本の周囲でいうと、香港自治区と中国政府だ、って事である。少数民の団結思想そのものを若者の目前から消したがってる連中はいる。こないだウルトラマンティガが中国ネットで配信ストップかけられた事と同種の理由に見えた、とそういう事です。(同時に進撃も叩かれてたが。(※中国は少数派団結→暴力的と言い張る悪癖がある)・・・そもそも初代ウルトラQマンセブンは成田亨氏デザインと金城氏シリーズ構成が作ったシリーズで、金城氏以外にも上原氏など沖縄出身者がいるけれど、基本的に上原氏や金城氏は、沖縄民族視点などにも寄りつつ、沖縄を含む日本を侵略する存在とは戦うべき、という視点でしょ?・・・中国では「沖縄も中国に帰属すべき」という意見があるから、ウルトラシリーズのテーマの本質に中国側が気付くと圧力はかかるだろうなと僕は思ってたんだが・・・でも僕の想像よりは圧力が早い。そもそも「沖縄も中国だ」論が中国で強くなってきたから衝突力が増してるだけで、そんな考え方が中国で強くならないままなら、中国的にはウルトラの裏テーマなんて不問に捨て置いて良かったのではと思うんだよね・・・)

   ただ、自分はマーレ腕章の販売中止自体は当然だと思っていて、問題は、全く別の不明瞭な理由で、もっともらしい圧力がかけられたのだとしたら嫌だな、とそういう事なんですよね。少数民族弾圧側だのが、別のもっともらしい理屈をつけて、腕章販売をストップさせるのに拍車をかけたのだとしたら嫌だな、ってそういう事です。

   ボクの受けてるネット被害を昔から見てる人は言ってる事が解ると思うけど。圧力側が表面的に言っている理由が本当の理由(本心)だとは限らないんだよね。  11/18 1:21~39)

 

 (※※ ↑ つまりティガの中国配信停止の場合、中国側は「ティガ」の各回テーマと最終回のテーマそのものを危険視した、って事で、部隊の隊員個々人の主義による自由行動テーマや、少数でも志ある若者の団結や世界中の子供たちの国を越境した団結により巨大な存在が滅びる、という作品テーマ自体を、中国は危険視している、って事。それは進撃についても同様に危険視されていると思われる。 11/18 2:26)

  ↑ つまり世界と交流した香港市民若者たちによる香港デモの二の舞を起こす前に、「世界の子供たちと子供たちが交流して悪を倒す」という作品を、子供の目の前から遠ざけるための配信停止、って考えるのが普通なんですよね。要はそういう思想を子どもに見せたくない、そういう思想が暴力的だ、というのが中国の考え方で。つまりこうやって今後もウルトラの思想って骨抜き(有名無実化)にされてくわけで・・・玩具メーカーもウルトラの玩具製造を中国に頼りっきりにしてきてるし(MADE IN CHINA

ばかりだからなァ)。・・・だからボクは「シン」がウルトラの魂を捨てた結果にならないか、不安なんだよね。体制に埋もれきった主人公ではウルトラになりえない。

  まぁ、そもそも晩年の成田氏はヒューマン以降のヒーローをほとんど「風来坊」設定にしていて、体制側の主人公を一人も描いていないと思うので。ウルトラのような「体制側主人公」をいまさら描く事自体、成田イズムでは無い、んだよね・・・・。 11/18 9:59

 

 

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