ていうか、ヴァイオレット・エヴァーガーデンでオナニーしてるんだが!

 

今日は「ヴァイオレットエヴァーガーデン外伝」放送!!

 今日は日テレ系列の金曜ロードショーで「ヴァイオレットエヴァーガーデン外伝・永遠と自動手記人形」を放送する。本編ノーカットらしい。でもこの作品だったら割と本編のみでも放送成立するのか。一応この作品も完結編の劇場版も映画館には見に行きました。

 ヴァイオレットエヴァーガーデンは、最近あまりに泣ける泣けるが延々アナウンスされてるんだけど、基本的にはこの物語はそもそも童話みたいな感じなもので、古典というかアンティックな童話のようなもので、それが現代アニメ風な絵柄で描かれているので、言ってみればNHKの人形劇やラジオ劇のような表現もありえたような物語なんじゃないかと思う。ヴァイオレットが無感情で人形的なキャラなのに、みんな人形だったらわけわからなくなってしまうので人形劇は不可か・・・;でも各話の物語は本質的にそういう方向だと思う。

 テレビ版のラストはヴァイオレットが鉄道を舞台に戦う話だったりしたし・・・割と本質的には強いというか、まぁアニメ版の場合、ミリタリーや鉄道など各種オールドオタクに割と意図的に向けてるアニメだったりした気もするんだけど・・・だから、原作からしてあの10話が泣かせようと作られた物語かは判らないんだよね。童話って子供を泣かせるために書くわけでは無いと思うし。

泣くかどうかは、なんというか作品にこめられた表現を受け取った結果、なのだと思う。

 ていうか「子供に対して自分の死後に届くように毎年分の手紙を書く」というドラマの筋立て自体はボクが子供の頃からある。学校の国語か道徳の教科書に乗ってたっけ?っていうような。・・・ヴァイオレットエヴァーガーデンが特異だと思ったのは、その古典的筋立てに代筆者(ヴァイオレット)を介在させて、しかもそれが主人公だ、ということで、更に劇場版(完結編)の筋立てにも関わってくるほどふくらんでいる、という事で。

 この作品はそういう物語の作り方をされているので(つまり、各話の骨子は割と古典的で、そこに代筆者が関わってくる事でオリジナルになっている)、あえて泣かそう泣かそうっていうのでは無いと思う。「泣ける」というのはスタッフの作り方がものすごいからとか、個人個人が物語に持つ印象とか内的な動機による部分が大きいんじゃないかと思っている。

 この作品のテーマの「代筆」については前にFBなどで書いた感想の時から書いたけれど、つまりなぜこの作品が京アニ原作募集のコンテストの大賞になったかだけど、つまり、アニメ製作者というのは原作に対して、脚本演出作画背景声優・・・みんな代筆者のようなものだからだ、と思うわけで。そう考えると本当に外伝も劇場版も、公開時期、いちいち切なかったけど。

 

 まぁそれはボク個人的にずっと思っている事なので、あまり今日放送の「外伝」には関係ないかもしれないんですが・・・。今日放送の映画は、とにかく妹がかわいいです。描画も何もかも。あとヴァイオレットが出向く所でのシーンがことごとく魅力的で、泣けるという意味では確かにすごく泣ける話なので、心の中をシャワーで洗浄したい方にはうってつけです・・・というか、これもすごくゴシックというか古典的な話、時代性を感じる話です。

 外伝はヴァイオレットの個人事情に関わらない話としてすごい物語なので、必見だと思います。

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