ていうか、僕も「鬼滅の刃」で金儲けしたいんだが!

 

鬼滅の刃・遊郭編について、子供が見る義務でもあるの?

 「鬼滅の刃」の遊郭編について、子供が見る上で遊郭や花魁、芸者、芸子舞妓をどう説明すべきかとかいうニュース記事が多く、そんなの適正年齢になるまで見せなきゃいいじゃないか(少なくとも売春防止法を子供が理解できるようになって、その上でこれは昔話だと解るまで)とボクなんかは思うんだが・・・・・まるでここまでくると子供が見る義務がでもあるとでもいうかのようなんだろうか?って程で、それどころか、まるで遊郭を美化して伝える気満々みたいなニュース文まで言われていて本当にどうにもこうにもだなぁと思う。

 というか18歳以上だったら千之氏の「吉原遊女絵伝」みたいな漫画を見ると本来遊郭モノ漫画てこうだよなぁ・・・と思うと思うんだが。というか鬼滅の遊郭編の作品自体はちゃんと当時の日本の一般国民の貧困から来る問題なども描いているとは思うんだけど、やっぱり最近の少年ジャンプはギリギリ小5以上向けだと思うので。

 ・・・だって小学1~2年生が学校で「遊郭がさー・・・」なんて言ってたらそれはさすがにぞっとするじゃないですか!!

 ていうか基本的に小学校の5年生未満で、遊郭を理解しようがないでしょ?? ・・・なんていうかお気にの子に通いつめていたら結局売春と同じ事をするのが吉原の遊女たちなわけで。たとえばかむろの子達も大人の花魁や芸者のお世話をしながら舞妓として成長して、舞妓から芸妓になる時に処女を捧げる相手も金次第で競り落とされたり、舞妓の処女を奪う専門の男たちが遊郭にはいた(昭和32年施行以降の売春防止法以降はそういうのは激減したが、基本的に昔だと舞妓は処女だが芸妓に処女はいないというのが基本)とか、・・・・みたいな事もちゃんと知ってる上で、遊郭云々口にするんだったら、そりゃやっぱり現代の視点では悲劇性と離れて語れるわけはないし。

 だからそもそも小学生に遊郭ネタぶつけるのは無理だろ・・・ってボクのように思うのが当然だと思う。おはぐろどぶだって、あれは遊女の脱走防止なわけだから(体に黒くしみついて取れないので)

 

 そこを大人のテーマパークみたいなものだった、とか、そういう先入観で遊郭について子供に教えようとするのは、あまりに時代に逆行した価値観を教えすぎるというか・・・。滅茶苦茶だと思う。

 なんでこの国の人々は、江戸や明治や大正や(他作品では戦前戦中とか)の価値観を、美化して子供たちに伝えようとかするんだろう? 武家支配や軍人支配の時代の価値観を美化して伝えようとするような。(「蒼天を衝け」にもかなりイラっと来るよボクは。慶喜公は立派な将軍だったと思うけれど、徳川治世をageてる連中は馬鹿としか思えん)

 もちろん芸者文化とかは、現代としては文化的価値はあるわけなんだけれど、昔まんまの状態の遊郭というのはこの世のどこにも無いわけで。

 まぁそもそも遊郭に潜む鬼云々というよりも、当時の遊郭のシステムそのものが現代の価値観では酷すぎる所なので。

 それをさ、ボケーっと「今回の悪者は2人の鬼だけ」とか思わせるような、子供への「遊郭教育」はそもそも絶対にすべきじゃ無いと思うんだが。そもそもバイオレンスな深夜アニメを子供と一緒に見ようという親(主に母親)の神経が解らない。

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