ていうか、徹夜明けで朝ドラ観てるだけなんだが！

 

カムカム安子編終了

　ＮＨＫ連続テレビ小説「カムカムエヴリバディー」の第１部・安子編が終了した。まさかのるいちゃんヘイトスピーチエンド！！

　渾身過ぎる勘違いと誤解を解く気力も失せた感じで。まぁやっぱり雪衣は家庭崩壊の原因そのものだったって事で・・・・で、るいちゃんは義理のおばに洗脳され続けている事になるのか・・・真っ暗気だが・・・るい自業自得。まぁ今後はるいの人生がどんだけ骨も粉末になるほどいじめられるのか？ってのが、これまでの展開からして不安なような楽しみなような

　（↑　ていうかドラマのＣＭで逐一「ご期待ください」って言われてたのに安子の人生がここまで日本国内では運命にいじめられて不幸続きだと、そりゃるいの人生もひなたの人生も崩壊する事を期待してしまう・・・・っていつの時代の昼ドラだよ（←割と丹念に描かれた往年のフジテレビのドロドロした昼ドラを見ている気分なんだよなぁ・・・ああいう昼ドラ路線はそういう苦悩の人生ドラマをエンターテイメントにしてしまうので、それと同路線のカムカムにもそっちを期待してしまうようになるという・・・ある種絶望的な・・・・）・・・・なんか今回の朝ドラは救いがなさ過ぎ）

　でもロバートと安子が結婚したのは、お互い再婚同士で、ちゃんと必然的めぐりあいだった結果だった、というのはよく解ったので（あそこにロバートがやってきたのは、たぶん書き置きでるいが行方不明になったと書いて残したからか、やっぱり算太同様、進駐軍のロバートに捜索依頼をしてしまっていたからか）。この先は安子が幸せに結婚してロバートとの子供を生んで、ってのに期待するしかない。るいがいるから次の子供は生まない、ってのではロバートが子供残せなくなってかわいそう過ぎるので。

　ていうか、ボクはナレーション担当の人が主人公の誰かの子孫で、その視点でナレーションは語られていると思っているので、結局ファミリーとしてはハッピーエンドになってくれることには、一応期待はしているんだが、逆にここまで来ると２部のるい編も凄まじい事になってくる事に期待してしまうという・・・・それはもうナレ死続出で！！！！（時代的に無理かーなーんだァ）

　安子のジャパゆきさんエンドは想像できていた事だけど、理由がこんな感じだった、っていうのがいつか、るいかひなたの人生で調べられたりする事になるんだろうか。「ファミリーヒストリー」ってそんな番組なので。

 

　（※　ていうか、ラストの時間軸構成がかなりイメージ的になってしまっていて。なんていうか、算太が、雪衣が勇の部屋から出てくるのを目撃してしまったシーンから、失踪までどんだけ時間が経っているんだ？って事で・・・その間の時間がすごく飛んでるんだよね。るいが入学式前日に行方不明になって、雉真家に戻ってきたのが入学式当日で、安子が雉真家の玄関でるいに門前払いされる直前には、雪衣につわりが出ているわけでしょ？って事は算太が二人の仲を目撃したのは入学式より２ヶ月くらいは前なのではと（その間のシーンが一瞬で２ヶ月くらい飛んでるって事なわけだが）。・・・だとすると、算太は結構耐えてたのかなぁ、みたいな。

　　　まぁそういうイメージ描写が多くて・・・例えばジャズ喫茶マスターの柳沢さん（世良さん）の息子の健一さんが戻ってくるけど、あれは多分シベリア抑留で時間がかかったんだろうな・・・と思わせるのも、あの帰ってきた姿のライティングの寒々しさでそう思わせているだけなわけで。でも帰ってきて本当に良かったんだが・・・・

　　　今回のるい登場時に、るいは葬儀か法事で黒服を着ているみたいなので、つまりは勇のお父さんか誰かが、２部が始まる前に死んでいるんだろうし（多分明日のイントロはそのナレ死告知から。るいの年齢的に十三回忌とかではないような・・・ＹＯＵさんの演じた、雉真母の十三回忌だろうか？ぎりぎり・・・）。

 

　　　つまり、何で、るいもひなたもかなり不幸な事になるのではとボクが思うかというと、こういう不幸な形で安子とるいのように生き別れた以上は、るいにしても、余程の苦しみとか悲しみとか怒りがない限りは、母親と会おうとか、その半生を調べようとか思わないと思うんですよね。安子は今後語学を生かして職業婦人になるのではないかという印象もあるけれど・・・やっぱり子供や孫が親や祖父母の人生を知ろうとするのは、なんとなくじゃなくて「動機」ってのがあるんじゃないかと。それはやっぱり悲しい事とか苦しい事とかが無いと調べようとか会おうとすら思わないんじゃないかなという。でも孫の名前が「ひなた」なので、るい編の内に親子の和解はあるんじゃないかとは思うんだけども。

　　フジテレビの往年の昼ドラについては・・・今でもローカルで往年の昼ドラみたいな韓流ドラマやってる局は多いんだけど、ＮＨＫの連続テレビ小説はお昼にも再放送をしているわけなので、つまり昼ドラの需要に対する供給でもあるんだよね・・・特に関西放送局製作の朝ドラはそうなんだが・・・（でも通常は細腕繁盛記みたいになるはずが、繁盛しないまま敗北してそれでも変わらないだろう愛だけをもって安子編は終わっているので・・・テーマ的にどういう完結の仕方をするか、かなり解らないドラマではあるんだよね・・・しかも後半時代劇がらみだっていうしさ・・・ひっちゃけめっちゃかの予感・・・・・＾＾；　）　12/22 13:09）

 

　　ていうか、ボクらの世代的にはＯＢＣサタデーバチョンで楽しみだった、浜村淳氏が出てくるのが、るい編での一番の楽しみかもしれない！！＾▽＾；；；；　（13:17 　でもラジオパーソナリティー役なので声のみの出演かもしれず ＾＾；）

 

　あと、安子のラストカット、ロバートの腕の中にくずおれる姿は、アメリカの画家、アンドリューワイエスの絵画みたいで、凄いシーンだったです。

　日本だけど、風と共に去りぬ的な映画のラストみたいだった。（13:51）

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