ていうか、無職で引きこもりだからテレビしか娯楽が無いんだが!

 

カムカムエヴリバディー・・・(と、蒼天を衝け)

 日本中、朝から泣ける展開だったり不穏でどよめく展開だったりするカムカムエヴリバディーですが(上白石萌音さんをはじめキャストが力入りまくり)、なんていうかもう今週後半には、るいちゃんが主役バトンタッチって事になるみたいで、でもどう考えてもここまでの複線回収にはなりそうになく(ナレ死は多いが)、もう風呂敷が広げられる一方というか・・・

 そもそもこれはドラマ版の「ファミリーヒストリー」なんだよなと思って見てきたわけだけど。で、つまり、ファミリーヒストリーだ、って事は、子供や孫は、親や祖父母の人生を知らない、って事なんだよね。るいは安子の人生を知らないし、ひなた(3人目の主人公)はるいたちの人生を知らない、そういう展開になっても、ファミリーヒストリーでは普通なわけで・・・・。つまり伏線回収とかどんでん返しは、ひなたの世代になってから、っていう可能性すらある。ていうか後半になると京都編で映画村とか関わってくるらしいんだが・・・うーん。どこが「英語講座の100年」なんだろうか(?▽?) ←根本問題的にどっかん

 とりあえず、るい編は見る。オダジョーも出るし。

 

 ていうか、「蒼天を衝け」の徳川推しにはなんか辟易していたりもしてきたんだけれど、それでもこの間の渋沢栄一のカリフォルニアでの演説シーンの演技では、まるでホンモノの渋沢栄一が乗り移って憑依しているかのようなスゴさを感じた。ああいう一瞬のためにとりあえず見てたのかなぁ、と。慶喜にもそういう一瞬があったけれど・・・・キャストやスタッフの努力や演技やメイキャップをこえて、そういうレベルに到達する一瞬ってのはあるんだろうなぁ、と。

 

 (※ 朝ドラ前作の「おかえりモネ」については、ボクは本当に素敵な素晴らしい見事な新時代の朝ドラだったと思っていて。現代の、東日本大震災の被災地を表現するために、前例のないドラマツルギーや挑戦、など何もかも新しい新鮮な挑戦をずっと続けていて、それをちゃんと形にできていた朝ドラだったと思うので(特に中盤以降は感動的だった)。

   ・・・その意味では「カムカム~」は、ドラマツルギー的にはたぶん過去朝ドラに前例がある内容が多く、その再現的な積み重ねになっている部分も多いので、おかえりモネより語っている事が必ずしも優れているとは言えないと思う(カムカムがおかえりモネより優れているというネット評は全面的に違うと思う)。カムカムは3人の主人公で一つのドラマになるわけだし、現状、1部ですらドラマ評が出せるか解らないくらいだ。そういう時代があった、という過去提起が一番目立っているわけで・・・

  というか、一つの朝ドラとしては、メインモチーフの「ラジオ英語講座とともにある100年」が描ききれていないとダメだと思うので・・・その点が上白石萌音やさだまさしやロバート氏や稔氏、世良マスターの頑張りがあってもまだ全体では弱いようにも思うし(実際1部の英語に関わるパートはこの5人とるいちゃんに寄っかかってる)、もっと描けたようにも思うけれども、1部のキャストはみんな頑張ってました。2部3部で挽回のぞむ、っていうかかなりオダジョーに祈るしかモード 13:42)

 

 (※ あと、ナレ死はあってもいいけれど、多用にはボクは否定的。 13:52)

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