ていうか、僕は出家した人をハゲ呼ばわりする馬鹿なんだが！

 

「平家物語」2話

　今週はなんというか、第2話らしい第２話というか、直接対決しない後白河上皇と平清盛の間で翻弄されていく重盛たち家族をそばでびわが見ていく話。子供たちがきれいに描かれていて可愛いんだが。

　しかし、ハゲ対ハゲの激突というか（笑）、まぁ二人とも出家して坊主化してるからなんだが（そもそも天皇が出家ってある意味不思議な時代…）…玄田氏の平清盛もだけど、千葉繁演じる後白河上皇ってのがすごくいい。ものすごくいい。

　

　それにしても、徳子は純粋ではかなくも美しく悲しい。びわは未来が見えても何もできない幼い子供であって。

　OP後のCMあけに、清盛が「重盛殿のわらわに手をつけるおつもりか！」って妻に怒られるシーンがあって。で、白拍子の女性たちも、清盛の気分次第で愛人として扱われて後は出家で俗世を離れざるを得なかったり…腐れた現代コスプレ界みたいだなぁと思ったが。

　なんか大きな権力によって、個人の運命って不自由になったり可能性を失うのに、生きているだけで良かったね、と思わされてしまう、それも現代。

　個人的には運命にだまくらかされている気がしなくもないが。

　ていうか、個人的には（自分も割と未来は読める方だが）、この物語の場合、びわが子供かどうか以前に、シャーマニスティックにそういう警鐘を伝える存在は昔から子供や巫女に多かったし、大人がそういう特殊な感性の子のいう事をもう少し深刻に聞いていればいいだけだとも思うんだが…悲。

　ていうか、普段アニメをほとんど見ない見れないウチの母が1話も2話もしっかり見ていてびっくり！！女性監督と女性脚本だからかな…絵が見やすいからってのもあるかも。

　ちゃんと（文字通りの）全年齢向けアニメになってるんだなあと実感。深夜放送なので中学生以上向けではあるかもしれないけど(^^)