ていうか、結局は庵野秀明がうらやましいだけなんだが!

 

あいかわらず…

 あいかわらず、映画のシンウルトラマンにあまり良い印象を持っていない人々(特に子供を持つ女性層)に対して、最近のフェミニストの意見だと攻撃している意見が多いんだけど。何度も言うけど、ただの平和主義者でも今回のシンウルトラマンには「うーん」って感想にはなるので!!まぁ朝ドラを普通にずっと見ている人なら、これはどうなんだろう?って思うので。

 ただ、長澤まさみさんの役の、自身や神永=ウルトラマンへのお尻たたきってのは、確かにフェミニストからみれば要らないのかも知れないが、逆にああいう事を仕事場でさばさばやる女性というのは、つまり既にジェンダー関係なく仕事をしている人間だし、相手を性的対象と思って叩いてもいないだろうし。(まぁ以前から書いてるけど、ボクも電車で最後に成田氏とひとしきり会話した時は、お尻ぱんっと叩かれて送り出されたのがお別れだったので。あ、ちなみにボクは神です(爆笑))

 …まぁ、でも、死ぬかどうなるか解らない、地球人とも言い切れないウルトラマンに対して同僚がお尻叩いて死地に送る、ってのは確かにイヤになる人もいるかもしれないなあ。あと、確かにビル街での巨大化シーンがなければ、もっと色々人間ドラマとか描けたかもしれないし。でもウイルス問題で追加撮影も難しかっただろうし。


 というか、シンウルトラマンは、やっぱり企画脚本などの時点で大人向けを想定されていて、それにやっぱり、ゼネプロガイナックスカラー系統の長年の男社会優先主義的な作風が反映されてるから、なんだかなと思う所はあるよね。ボクも、ボクが成田氏のウルトラマンをリメイクするなら全く違っていただろうなと思うし(怪獣宇宙人とか、ボクなら今回のにゴーは出さないが)、ボクのごくごく個人的な作品感想としては「シン〜」は65点〜75点だと思う。

 ……でもさ。それは結局、成田氏の新ヒーロー作品を望んで教室に通っていたボクがそう思う、ってだけで。つまり特殊な立場のボクが、ハードルあがった状態から評価をするのは違うよね。それぞれの感想が大事。確かにボクの中のオタクな部分は、85〜90点だ、ってボクの中で言ってるんだよ。ストーリーライン的にはやっぱり75点くらいなんだが…でも宇宙人怪獣だけじゃなく背景など美学も含めて、全体にウルトラマン当時の成田イズムを再現したレベルとしては、80点は行ってると思うし。でもそれも含めて個人感想だから。(だから、ウルトラマンが人間に対してしか優しさを見せなかったのが、違うかな感があったんだよね。まぁピグモンとか出なかったし…)

 あと、先生自体は男性原理的仕事の世界で生きてたし、男ばかりの仕事場ではそういう人だったけど、女性や子供には優しかった、と思います。念の為。

 

 シンウルトラマンについて、120点だそれ以上だっていう一般ファンの人達も、もちろん絶対山程いるじゃん。だから私はこう思う、って人の意見も、そこに実体験性があるなら叩くべきでは無いし。まぁボクはあのビル街シーンはメフィラス回よりシャレトンシュワッのウルトラの母CMの事を思い出しちゃったが。


 けっきょく、ボクは、成田先生に成田夫人がいつか最高のみやげ話が出来る映画になってたなら、それで良いのです。

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