ていうか、勤労も納税もしてない僕は選挙権など無いんだが!

 

軍国主義が国防主義になっただけ

 参議院選挙が近くて。某室井さんの意見には自分も近い。つまり、野党がどこも駄目、一本化できず協力する気がない、疲れた、の論だ。その「疲れた」の言葉には徹底的に同意する。立憲ですら駄目に見えてくる。それには同意。

 でも今回の選挙は、みんな気を抜いているけれど、極めて重要な選挙であり、極めて重要な選挙であるがゆえに、ボクは現与党(自民公明維新など)には一切投票しない。現与党がやばいのは、時代が流れこんでいる方向への危険性に鈍感すぎるからだ。

 今回の選挙は、いわば、「国防主義と名を変えた、かつての軍国主義の一部が覇権をもたげかねないきっかけの選挙」だ。つまり、かつての暴力的で最悪な軍国主義の中で、ソフィスティケートされた形でそういう政治やシステムや旧武士家系や軍人家系や防衛産業にからむ派閥が、日本のあちこちで闇の中から立ちあらわれてくるきっかけになるような、そういう選挙になってくるからだ。第二次世界大戦前などと一緒だ。今を大戦前の政治状況に例えるなら、昭和8年くらいの世情と思った方がいい。(つづきます。ここも長い)


 何故、国防主義が駄目なのかといえば、軍国主義でも国防主義でも政治が守ろうとするのは「国」と権力者、国防組織、公務員などなのであって、日本全国のお役所仕事に関わらない一般市民や、彼ら公的でない一般市民の財産は、一切守るべき主要対象にならなくなってくるからです。実際、今も政治はその流れを加速させつづけています。(19:58)

 重要なのは、守らないのではなく、守るべき主要の対象で無いとみんな思うようになっていく、という事で、つまり「欲しがりません勝つまでは」とか「贅沢は敵だ」とか「守れ1億火の玉だ」みたいな思想になり、国内産業もその思想に迎合するものが優遇されるようにされかねないという事です。むしろそれ以外が見切られていく。むしろ平和主義や理想主義が、市民(衆愚)たちの興味の埒外に追いやられていくという事です。

 今更ながらのロシアの侵攻に狂ったマスコミを見ていても解りますが、テレ朝系など各局はウイルスにしても、ロシア中国北朝鮮で一日の報道番組のどれほどの時間を食っているんだという感じですよね。不安を煽るニュースのコンボを続けるだけで、真昼から市民を不毛に絶望させ続ける。しかし国内の民間商品や産業や新ベンチャーや明るい国際文化交流を報じる時間は減る一方。

 日本経済にとってはそれこそマイナスでしかないですよね。CM出せるのは大手企業だけだし。つまり既にテレビは、大企業以外の民間経済の役には全く立っていないんですが。

 で、みんなテレビに情報をすがっているけれど、もうキー局テレビは市町村を救えなくなってきているんですよね。で、実はそれは政治も同じですが。つまり、どうせ守れない、と、マスコミでも何でも、小さい遠くの少地域から、意識外へのパージが進んでいく。むしろ進んできたのがこの10数年って言えます。

 そうなると、マスコミはへき地のニュースを報道しないから、そこがどうにかならなくとも、政治がなんとかするだろう、になる。どんな無駄が起きても誰も気づけないし、政治のなすがまま、になる。そうなってきた。(22:52〜23:03 つづく)

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