ていうか、やっぱり僕は訃報乞食なんだが!
ゴルバチョフ元大統領、天国へ。
ミハイル・ゴルバチョフ元大統領がおなくなりになった。悲しすぎる。
ウクライナ侵攻直後のゴルバチョフ氏の発言に希望を持っていたのがつい最近だったのに。
ボクはゴルバチョフ氏の任期当時まだ20歳前後だったけれど、ペレストロイカやソ連ロシア民主化については絶対正しい、ゴルビー正しい、と全肯定してたと思う。
あまりに偉大な最後のソ連の書記長にして、最初で最後のソ連大統領でした。
テレビを見ていてロシアの町行く人々の声を日本のマスコミが拾っていたけれど、
ロシアの町行く人々の中でもあからさまに軍人家系や農民家系に対して声をかけているのではないかと思った。
逆にいうと進歩的な人や文化職についている人々からは意見を聞いていないか、日本の地上波ですら放送するのは危険なのが今のロシアや中国なんだろうなと思える。
今日の中国国内の「地下宗教」についてのテレ朝ワイドショーの特集でも思ったけど(特集するのが遅いよなぁ・・・)、国は国で国家による宗教支配をガチでやっている国なわけで、中国がそういう国であり危険だというスタンスに立てないのが、結局左派に甘いテレ朝の弱点だと思う。報道はするけど、「だから日本は中国(や韓国やソ連)に比べてイイ国だ」と言い切ればいいのにテレ朝でもどこでもニュースやワイドショーがことごとく言い切れないのだ。中国やソ連で取材をし続けるために、各国に批判的な見出し言葉の使い方を避けるなど。一体何をやっているのかと思う。
ネットニュースの見出しでも何から何まで中韓メディア的な見出しの付け方ばかりだし。
社会だのみんな一緒にだのを信じるようなマスコミは、声高に言うようなマスコミは、いつでも個々人の自由を蹂躙する。
ソ連でも日本でも中国でも変わらない。
でも、91歳で、老衰でなくなられたとの事で・・・そんな年齢になってもゴルバチョフ書記長に期待しなくちゃならないようなら、ロシアの自由と民主主義を愛する一部の市民たちは結局腑抜けになって他力本願で自由を失った、って事でしかない。
それは日本の国内も同じ事なんだけど。同じようにして自公政権下で緩慢に日本人は互いの自由を失っていっていたよね。
日本国民の中にすら嫉妬に狂って他人の言論や表現の自由を奪おうとする異常な連中は明らかにいる。そういう嫉妬に狂ったノイジーな連中(自身をメジャーだと信じるネトウヨなど)が、罪も無い他人を弾圧して監視し自由を奪う、それを監視と支配のために日本の権力が利用しようとする無様さ。実はもう日本の権力はネトウヨに媚びてロシアや中国に近いものになってしまっているわけで。
(ボクは2000年までは世界は危機感があって必死に賢明になろうとして戦争回避の努力をしていたけれど、2001年以降は、ある意味各国政治家の頭がみんなどんどん劣化する一方で、確実に時代というか人々の頭の価値観が、亡霊のようなナショナリズム思想に巻き戻され続けていると、ずっと感じている。)
でもゴルバチョフ氏は、キリスト教の世界の天国に行っても、それこそロシア東欧圏の中では、大天使ミカエルからもらった名に恥じる必要のない偉大な政治をした人だと思います。
ゴルバチョフ政権がソ連を民主化してペレストロイカをしたり、中距離核使用禁止条約を締結したりしていなければ、東欧の国々は自由にならなかったし、冷戦は終結していないし、ボクら日本人だって、2022年を迎える前に核の炎に焼かれていた事だって考えられる。そうならなかった大きな理由は、ゴルバチョフ政権がレーガンアメリカやヨーロッパに歩み寄って対話外交で東欧も西側諸国も救ったからです。今もとの木阿弥にされようとしているけれど・・・
直接的ではないが、ゴルバチョフ政権が無ければ、おそらくその後の北方領土へのビザ無し渡航みたいな事にもなってなかった。そもそもサハリン2に日本の三井や三菱が絡む事にもなってなかっただろう。
ゴルバチョフ氏は、世界の歴史に名をのこすべき、ソ連ロシア史上、最も賢明で聡明な政治家であり、世界を平和にし希望を与えた国家元首だったと思います。
日本人にとって、ゴルビーは、これからも長く偉大な政治家として、称えられるべきだと思います。
(※ただ、ゴルバチョフ元大統領への弔意は、現在のロシア国家に対してではなく、氏の遺族や支持者たちに対して示されるべきだと思います。 1:07)
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