ていうか、はっきり言って成田亨はくたばって正解だったんだが!
権威主義継続主義はダメ
まぁ……成田亨氏の直接の美術教室生徒で弟子扱いだった大江山鬼彫刻のメインスタッフとしては……やっぱりシンウルトラマンって映画は、結局バンダイやカラー周辺や円谷周辺の、権威維持もしくは権威のデモンストレーション的な作品作りだったんだな、と思うんだよね。彼らは彼らなりに頑張ったな、と思う反面。でも結局はバンダイ周辺の権威主義が作らせたような作品なわけで。
カラーの前身のガイナックスもゼネプロ当時からバンダイ「模型情報」で成田氏の連載と同時掲載されていたわけだから、って考え方はバンダイ側にはあるのかも知れないけど、結局の所はバンダイが自身の権威を固めるためのバンダイ・カラー固めを決めてる雰囲気は、まぁ企画で成田氏のカラータイマーのないマンが出た時からあった。同時に、あぁこれは成田生徒を排除にかかったな、という点も歴然と。
だって明確に成田美術教室生徒……ボクの頃で日野と渋谷合わせて30人位いたのではと思うけど、成田氏に直で習ってたって名乗る人がシンウルトラマンスタッフに誰一人いないじゃないですか。成田氏の弟子を名乗ってるマーミット社長氏もシンウルトラマン系フィギュアを出してないし(今後出すかも知れないけど)。
つまり、簡単に言うと、成田氏の過去作品に対して、元生徒が手を出さないように、って目的が商業主義プロジェクトとしてのシンウルトラマンの目的なのは、最初からボクには解っていたわけで。で成田先生はその商業主義や権威主義が嫌いだったわけでしょう?
結果として、結局作品はその商業主義レベルを全く出ていない。ながらもテーマ的にはなんとかギリ「表現」ってものができてた、のではないか?????って感じもするわけだが、商業作品の限界として先生らが行わざるを得なかったローコスト化時間短縮化の表現までことごとくトレースするなら、その目立つ手法は結局商業作品だ。(多人数でやるなら一定レベルまでしか作れない……でも2022年なんだが……(鬱))
もう一度書くけど、「シンウルトラマン」はボク個人の私的人生にとっては全く意味がない作品だ。ウルトラマン以外の怪獣宇宙人デザイン(今回のリメイクデザインはボクにとって取るに足らないレベルだった)についてもその他についても。
そもそも成田生徒だったボクが別にどこかに携わってもいない作品なのだから、意味はない(他の生徒も携わっているのかいないのかだし(笑))。しかも今後も成田デザイン(例えば新ヒーロー新怪獣など)から映像化されるなら、それは今回のスタッフで、という事にバンダイもカラーも、何より多勢のオタクが言うだろうから、ボクにとっては(他の成田生徒にとっても)尚更に意味が無いわけだ。(まぁそもそも成田氏とは新ヒーロー作品をボクはしたかったわけなんだが)
シンウルトラマンが作られる事が決まったからって、その頃からその事でボクの両親や弟達が笑顔になった事なんてただの一度も無かったわけで。
何度も言ってるでしょ?ボクにとっては意味が無いって。
(そもそもゼネプロが作った昔のファン特撮でも、あの各作品のイデオロギーが嫌いだったって人達は山程いるので。反発心からインディーズ特撮やってた人々も一杯いたし。でもそういうのでも商業になって多勢のオタク群がつくなら商売になるわけだし、だからバンダイもシンシリーズを続けるでしょ?
今の業界ヒエラルキーで結局、業界とオタクたちの権威主義が続いていくだけなんだよな、と。いわば、業界による権威主義継続主義だよね。若い子たちが入る隙間の無い。業界の老獪な老人やおっさんどもに従属を強いられるだけの。多くの若者は永久に浮かび上がれず表にも出られない。過去作品のリメイクやもじりをやるだけの。成田先生が大嫌いだったところの。
業界はつくづく無意味な事をやってるんだよね。彼らは金儲けと過去収益を基準にして文化を考えるしかできない。だからオマージュやリメイクばかりになる)
まぁ、権威主義的商業作品群ってのはボクにとっては全く見る意味も価値も無いのだけど。
そうは言いながらもシンウルトラマンにも一応、作品としてのテーマはあったし…成田夫人や子息が喜べてあの世の先生が喜んでるなら、それでいいや、なんだかなァ(笑)…って笑ってしまう気持ちはあるよね、実際。
そして何もかも流れて行くのです、みたいな。
でも、ボク自身は、権威主義も商業作品業界も大嫌いなので。
そこをボクの心の中で揺るがせにすると、ボクは自分の作品が作れなくなるので、ボク自身はそういうスタンスを変更する事は無いです。
(※ ちなみにこのブログの無断コピーや盗撮画像でblogspotなどに偽ブログ作っている連中は、業界(やオタク界)の悪質権威主義ヒエラルキーを支持している連中なので、念の為。(業界のステマを引き受けてる奴らがいるみたいなんだよ。まぁ昔からゼネプロ支持派のオタクってのは極めて悪質だしな……) 17:58)
(※ まぁ、ボクの身内も成田教室や彫刻手伝いの頃、毎日のようにこんな事があったとか弟子扱い云々の事も軋轢の事も、89年当時から聞いてきてたわけだから、そりゃそれらを無かった事であるかのように仕立てあげてる連中がいるってなれば、世間のオタク群を軽蔑するだけじゃなく、成田氏周辺に対してすら視線が冷めるのは当然過ぎるほど当然で。(そりゃ身内も軽蔑するでしょ、業界やオタク界に対して。彼らオタク達のデマや中傷で婉曲的にウチの身内も不幸にされてるわけだから。身内的には業界やオタク達に対しては軽蔑っていうか興味もないわけですが。)
だからシンが成田先生オマージュだって一報の頃も、いつもウルトラマン放送してるもんだから、お金儲け作品としか思って無かったみたいで。だって成田氏がどんだけ円谷に不快感持ってたかウチの身内も当時から知ってたわけだから。
でも、それはお金儲け目的だな、ってのは、平成ライダー映画もウルトラマン映画も同様に思ってる一般人は、オタクじゃ無いほどそう思っちゃうんだよね。一般人は「何で子供向けでこんな戦いの話(テレビや映画)ばかり……」って思ってるし、そのバトル描写の目的が玩具販売でフィギュアも売るとなればいつものごとくのお金儲け作品と思ってしまう。区別つくわけが無い。
違うと思う人もいるだろうけど、身も蓋もない現実とも言えるので、誰もボクでも否定は出来ない。 19:42〜20:22)
(※ で、お金儲けできたかどうかだけが、業界やオタク界の権威主義を生んでい
て、権威主義がはびこる、と。 20:28)
(※ まぁ、「シン・ウルトラマン」や「シン・ゴジラ」については、そのシンに、新とか真とかって意味と同時に「sin(罪の)」って意味も含まれてるのは最初から明白なんだよね。英語ではsinは罪だから、英語圏の人は作品タイトルを見て、普通に「主人公が罪人なの?」「罪って?」と外人は誰でも最初に想起する。
内容的に極論だから罪とか、過去の大御所の作品を「真の」などとリメイクしたり要はこうだろと断定するのが罪とか色々あるんだろうけど。…もしくは「各過去作品の主人公キャラを罪人もしくは一連の作品の事件の原因とする」→従って、原作者が主役を罪人と思ってなくても勝手に罪人性がフィーチャーされる罪な作品、って事にもなる。(ゴジラは悪役だし、リピアは光の星の禁忌を侵している)
…作る側が主人公をつみびと設定にすると、キャラクターを動かす上でマウント取りやすいんだよね……そんなこんなの(例:ライダー龍騎など)。
でも、いずれにしても、リメイク側がリメイク自体の原作者や原典への罪を自覚してるんじゃぁなー………って、それが一連のシン作品への不満のクッションには、現実的に、なっているわけだ。それで批判がやわらいでるのも事実。ボクもそういうスタンスなので。当人らが罪を自覚してるんじゃなー…と。 9:24 0:08〜16)
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