ていうか、進撃の巨人の関係者は人殺しなんだが！

 2022.11.24 Thursday

講談社元編集次長の裁判差し戻し

　講談社元編集次長が妻殺害容疑で逮捕、地方裁判所と高等裁判所で、1審2審有罪、懲役11年の実刑判決になった事件について、高裁に差し戻しが決まった。まず、無罪なのであれば由々しき事態ではあるんだが、最高裁の言い分としては「議論がしつくされていない」という事で、納得行くまで審議を尽くせという主旨らしい。


　つまり最高裁は有罪とも無罪とも言っていないわけなんだが、被告は「進撃の巨人」などのコミック編集に関わっていたとされた事で（実際には違う、など情報錯綜）この事件が国内で有名になっていたわけで（また講談社編集者逮捕かの感もあったし（以前の大麻案件））。


　つまりいずれにしても、外野のコミックファンの騒ぎが裁判に影響してはならないとは断じて思うわけだが……


　が……NHKニュースは「進撃」のアニメ版をMXから引き継いで放送していたからか、作品履歴に瑕疵の残るこの事件がやはり無罪扱いって事にしたいのか、容疑者=父の帰りを待つ成長した子供たち（子供は事件中部屋に隔離状態で事件を見ていない）の映像を流していた。ボク的には、作品がらみで利害のあるNHKが、そういう心象誘導的な報道をしていいのかと極めて疑問に思う。


　差し戻し審だからって無罪になるとは限らないし。その状態でボカシはあるとはいえ、子供の現在を流すのは報道倫理上おかしいと思う。




　何があろうが外野がどう言おうが、殺人事件は無罪なら無罪、有罪なら有罪なのであって。納得するまで、以前に、有罪でも無罪でも明確な証拠はないのかと思ってしまう。冤罪は許されず、犯行取り逃がしも許されないので、悩ましい事は間違いないけれど。（ていうか被告のいうように首をつって自殺していたというなら、重量かかってスレたり壊れた後があるのではとか、色々思うよね。）


　あと、被告がストーリーテリング的プロの側で仕事をしてきた事は、よりこの事件をややこしくしていると思う。


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