ていうか、室外機が無いと撮影できないんだが!

 2022.12.02 Friday

山下シンセ本 買ってみた。


山下シンセ本買いました^^;

今でいうDIYシンセサイザーの初期の組み立て説明連載だった78年頃の「初歩のラジオ」連載の復刻と、現在(※この本は2015年刊行)入手可能な電子部品に合わせたリブート回路の本で、当時の記憶や組み立てに成功した人の思い出も入った本です。

山下シンセの存在自体はもうずっと前から伝説的に有名だったわけだけど(それこそボクとかがまだ10代20代だった頃から)、

今はこの復刻本でも入手しづらくなってきてる、って事でやっぱり買ってみました。

 

 たぶんボクの父方の親戚のお兄さんは、70年代に電子ブロックや「初歩のラジオ」誌や「ラジオの製作」誌に浸っていて当時のDIYシンセを作っていたので(後に電気関係工場の工場長)、この本の連載も当然普通に読んでいると思います。

 で、内容文はつまり、「初歩のラジオやラジオの製作の、当時の常時読者向け」なんだよね。だから、基本的にAM/FMラジオやハム無線用BCLラジオ(昔流行だったんだよーベリカード集めとか・・・)を組むのに元々トライしてた人たち向けの本で、当時の回路図ページがまんま復刻されてたりする。だからそれらの読者の人たちにはすごく回路図のフォント自体が懐かしかったりするんだろうなと。

 

 というかボクも今組むために買ったのではなく。こないだのDIYシンセを完成させるのに数万円使っちゃって(泣)、で、ダイヤルなどが何倍か多いこの山下シンセを作るのは、現時点ではきつそうなんだよね。節約してもやっぱり数万円使いそうだから(キットは最近のフェスなどで売られてたらしいんだけど)。でもこの本自体がもはや高くなってるから、先に買っておこうと。

 

 でも買って良かった。なんていうか、こないだ作ったシンセの解説書で疑問になってた所がこちらを見て頭に補填できたので。逆にこちらだけではわかりづらい所は逆に理解できる。やっぱりシンセバイブル3冊全部読むのが一番アナログシンセサイザーを理解しやすいと思った。あと何より作った事が意味あったかなと。おかげで大分理解できる。本だけ読んでも作らないのでは机上の空論だから。(今作ってるシンセの本タイトルは、わかりやすい2022年現在での組み立て要点がまとめられたら、ボクのホームページで紹介したいんだけど・・・ボクに書けるかどうか・・・)

 

 内容は、amazonレビューなどでも(3つのシンセバイブル中で一番難しい)と書かれていますが、たぶん理由は自由基盤を使って自分自身で回路どおり組まなきゃならない事じゃないかと思います。現行入手できる電子部品が少なくても(ていうかどのシンセでもそこがクリアできてれば大分なんとかなる)、自由基盤が組める人には比較的楽かもしれない、でも一番難しいのはキーボード製作で、キーボードを当時組もうとするとどう考えても無理だし、今キーボードを作るよりもやっぱりMIDI接続可能なように変換モジュールを作ろう→別サイト参照・・・って事になるので、そういう所など(キーボード製作法は載ってるけど)、色々ハードルです。

 でも今回完成させたタイプのシンセ(学研のSX-150アナログシンセサイザーを作った人の設計ね)に、即転用はできなくても、その理解の助けにはかなりなってくれる本。なんていうか源流でもあるので。あと、とにかく、懐かしい本。

 (でもやっぱりボクが最初に作ったDIYシンセのタイプは今ので正しかったと思うが。音きれいだし楽しいし、何よりアナログシンセの再ブーム化を切り開いた人達の設計なので)

 

 ボクがこないだ完成させたシンセよりも、山下シンセはダイヤルやジャックやスイッチ類がはるかに多く。でもあれをクリアできた人達だったら、これは作りたくなって当然だよね。

 (でも自分は次はノイズトースター作りと現在のDIYシンセのモジュール増加をしたいが・・・一服したいです。絵や立体も進めなきゃならないし)

 

 ※(このブログのカテゴリーに、「DIYシンセサイザー(音楽)」 を追加しました。  これまでの文章もほぼまとめ。)

 DIYシンセサイザー(音楽)

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