ていうか、フェミニストは死ねば良いんだが!

 2023.01.21 Saturday

うる星とフェミの誤差

 簡単に言えば、うる星を持ち上げているのは最近独特のフェミ熱で、ボクから見て


客観的にこれ程めんどくさいリアルには全く会いたくも無い男女キャラばかりが出てくるアニメが何で今プッシュされてアニメ化するかと言えば、最近主流の歪んだフェミ層(男が「女の子はいつか母親になれる存在なんだから大事にすべき」という(ボクも基本そう考えてきた)のを全力バッシングするような狂ったフェミ層。神として言うが狂っていると断言する)から登場女子キャラのわがまま勝手し放題が支持されている、というのは、作り手の意図とは関係なく現実的な支持理由だと思う。だからボクは基本的にうる星ファンとは関わりたくない。めんどくさいから(笑)。アニメや漫画を見たら面白いんだが。


 ただ、作品を見ている側としては、結局このアニメで最も肯定されるべきは、あたるのスタンスと、ラムのスタンスであって、ポジティブテーマとしては、結局の所そこに帰結する。


 実はあたるは1話で言ってるように結婚に対しては絶対視している部分があり、浮気者には見えてはいるが、つまりあれは結婚相手が決まるまでのモラトリアムもしくは本気で可能性の中で配偶者を探している行為であって、実は極めてリアルな少年の本能でしかない。ラムも女子の本能そのものなキャラで、男性優位状況を全く無視する主人公であって。


 つまりうる星には基本的に全く同パワーの主人公が二人いる。ラムにバイアスがかかるのは、見る側の趣味によるので、実は「少年少女向け漫画」としては元々あたるとラムは完全に同パワーキャラなのだ。その二人がどちらも、今現在の少年少女に大切な価値観とかテーマ姿勢どおりに生きているから、作品が支持される。とはいえ原作者は女性なので、あたるのあまりの男子=オスとしてのまっとうさ加減は割とかなりスルーされてしまうのだが(そこに気づいていたのは旧テレビスタッフだったりしたが)。(つづく)




 ※ で、うる星の場合、重要なのは、キャラクターが全力で(主に恋愛目的に)好き勝手に生きている、って事で、全力だからストレスもない。で、その辺が、最近のフェミ層の中の「恋愛したいのにできないからストレスとコンプレックスがたまり続けて、逆に恋愛も結婚もしないけど女性は大事にしろよこの野郎ども」的な層とは違うかな。それってモラトリアムの延長要求でもあり、要は多くの女性があたるを嫌う理由と大差ない。実は多くの女性に旧フェミっぽいあたるが嫌われるのは、つまりモラトリアムがモラトリアムを嫌う同族嫌悪なんだよね。男女が入れ替わっただけの。(まぁ最近の女子の場合そもそも恋愛体質じゃないから恋愛しない人達が多すぎるが、そもそも恋愛って努力が要るものなので……恋愛が向かない人もいるしなぁ;)


 各キャラクター自体は様々な形のコンプレックスを抱えている事が多いんだけど、それを打破しようとする負けん気はあるし、バイタリティもある。ていうかバイタリティあるから、うる星の男子女子が恋愛だの最終回ラストでも言及される全編「痴話喧嘩」をしていようと、問題視されない。未来の生活力とか、最初から不問にふされてるのだ。バイタリティあるから大丈夫だろう、と(笑)


 というかあたるって多分両親の結婚生活を全肯定してる奴で、結局はそういう結婚を肯定してる奴なんだよね。(ボクも両親の結婚を全肯定してるのでその辺は理解できる。そこまで結婚求められないが)


 要はあたるはずっと出会いや婚活しているようなもので。それはそれで困った奴(男女問わず)なんだが。(つづく 8:09)


 (※補記8:45 ただ、諸星あたる(漢字で中と書いてもあたると読むが)が世界の中心だというのが原作の基本構造で、でも映画うる星2ではそれが実はラムがいるから的な事に主人公すり替えみたいになってたから違うと原作者評価みたいになってたのかも知れない。何度も言うけど少年少女漫画の主人公としてあたるとラムのパワーバランスは完全に同パワーなので。例えばあたるがすぐにラムのものになってれば、このアニメに後々出てくるキャラ群には、友達にすらならなかったキャラ群が無数にいる。彼ら彼女らはあたるが出会いを求めていたから出会っているので)




 ※ で、うる星の場合、あたるとラムの出会いは結局、作品内の各キャラクター(ほぼ全キャラクター)の視界を広げていくし、結局なんだかんだで、みんなが幸せになっていく。


  で、令和のうる星のアニメも起承転結の起は過ぎて、キャラクター的には公式サイトURLにある通り「オールスターズ」で、これからも龍之介だの因幡くんだの初恋ぎつねだの出てくるだろうし、原作では恋愛求めていたキャラ群はそれぞれ幸せになっていきそうな予感で終わっていくんだよね。結局は恋愛を拒否していない。


 ファンがキャラの幸福を基本的には求めていたからでもあるだろうけど、そこがつまり、最近の男女恋愛を拒否するフェミ層とは違うんだろうなと思います。逆にうる星が令和の現代に投下される意味かも知れない。(8:21)


 


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