ていうか、55歳だから疲れてる無職なんだが!

 2023.04.25 Tuesday

戦争バトルアニメ問題

 先日フランダースの犬の最終回前後にも書いた事なんだけど……日本アニメは昔からヨーロッパ圏にもかなりの影響を与えてきたわけですが、近年のアニメ、特にヨーロッパキリスト教圏を模したようなファンタジー系転生系アニメなどが、若者特に、ヨーロッパの若者文化に対して、とてつもない悪影響を与えてきているのかも知れない、という件について今後しばらく書く予定です。


 プラスマイナスどう取ったらいいかわからない、ロシアの旅団コス問題もありましたが……むしろ東西ヨーロッパに対して、日本のヨーロッパを表面的になぞっただけの、ある意味で反キリスト教的精神が強めな、ファンタジー系や第二次対戦前的な思考回路のミリオタ向け傾向のアニメ作品群が、あまりに悪い甚大な影響を、この20年近くの間、ヨーロッパ各国の若者に与え続けてきている(のかもよ)という件について、書く予定です。




 でも長くなりそうなので、何回かに分割して書きます。今日は最寄り駅まで買い物に行って疲れたので寝るーっ

※ まぁアニメでも特撮でも、かなり頭が悪くて酷いキャラクターや内容を、ヨーロッパ風世界観になすりつけたり、反キリスト主義的内容のドラマを作り続けてきているので。ヨーロッパ側は、ハイジやフランダースや母を訪ねて三千里などの例があるから、日本アニメはヨーロッパの人々を理解してくれていると思いこんで日本のアニメ買ってヨーロッパ内で放送し続けているけど(配信込み)、実は日本のアニメや特撮を作る側はヨーロッパの美徳や理念(その多くはキリスト教に根ざしてるけど)なんか全く理解していない、反キリスト教的な低劣作品ばかりを垂れ流してるに過ぎないんだよね。(例えば、ドラゴンを神と同一視するとか。ドラゴンは西洋では悪魔だからなぁ…)


 特に、無意識でも悪質なのが、ヨーロッパが過ぎ去ってきた過去の悪い価値観や過去の悪い時代(世界大戦期イメージ含む)を、殊更ほじくり返すような作品を作り続けながら、しかし主人公たちに「戦わなければ」と戦わせる、みたいな作品を作り続けている事で。それはつまり、若者を自分の意思に関係なく戦いに駆り立てる物語をヨーロッパにばらまいてるのと同じ事になるんだよね。しかも特定国家の特定理念に肩入れしてるわけでもないから。ヨーロッパは昔から地続きで、それなりに戦乱の歴史をくぐり抜けてきたから、民族的な恨みも憎しみも多いわけでしょ。つまり、そういう過去の民族対立や民族的過去を無理に思い出させて、しかも大した動機も無いのに主人公に戦わせるような形だけ欧風なアニメばかりを、日本を信じた海外メディアに売ってるわけなんだよね。それはさすがに悪質極まるだろうと。


 (…しかも、妙に大戦時ドイツミリタリーモチーフとかも多いんだよ……ややこしい…)


 まぁ深夜アニメだのなろう系だの異世界ものだのラノベ原作ものなどにそういうの多いし……反キリスト教的という意味なら、知っての通りニチアサとか昔から反キリスト教的思想が明確にあるけど(神や天使が敵だったり、救世主モチーフが多いが救世主自身戦いでむやみに殺してしまったり。まぁ石森氏自身が009で神との戦いテーマをひきずったような人で、でも後続は更に神反対みたいな意識の強い人々が集まったりしてるので。あいつらイデオロギーがややっこしいんだよ……(笑;))。もしくは宗教モチーフを付け焼き刃で使って金儲けしてるだけとでも言えば正確なのか。到底輸出に耐える作品でないものを作って売ってるんだよね。(まぁ、日本人でもまともなキリスト教信者の人々なら(悪質オタクには異端キリスト教信者もいるのでややこしいが)、ボクの書いてる事を理解できると思うが) クオリティでなく、日本のマインドが輸出に耐えない。


 だから仮面ライダー龍騎米国版のドラゴンナイトも、あれ一作で、ライダーのアメリカ製作が終わっちゃったわけだが。


 いずれにしても、最近の日本のヨーロッパ世界観風アニメはかなり酷いのが多いと思う。ギャグならともかく、真剣なのになると、いちいち輸出に耐えない日本の頭まんまの作品群になる。で、ここしばらくの間、日本作品がヨーロッパの若者に対して戦い=戦争の肯定意識ばかりをなすり付けてきた、という状態で。そういう思考劣化した日本アニメによる若者への無意識的な好戦意識醸成の続いた状況で、更に現在ロシアによるウクライナ侵攻が起きている。それが現状。


 (もちろん好戦的って意味ではアベンジャーズの悪影響もあるとは思うが、とりあえず日本作品製作側のヨーロッパの若者たちへの責任、ってテーマでこの文書いてるので、アベンジャーズ問題には触れません)


(随時更新 9:01〜9:31)




 ※ つまり、日本のアニメを作っている側やスタッフやプロデューサー側の思考劣化や心の劣化、思考の劣化も凄まじいものがあるわけで。でもそもそもそういう、キリスト教的精神や利他精神福祉精神ってのを描いた漫画やアニメっていうのは、60〜70年代は自然に多かったんだけど(世界名作劇場はスポンサーのカルピス社長がキリスト教信者の方だったりしたから上手く継続していた。日本のアニメへのカルピスの功績は偉大。後にハウス食品とか入ってくるが)、80年代からは子供向けアニメが減ってきて、学校から道徳教育も無くなり、下の方で書いたようなキリスト教系学校への差別もある有様になったので……(まぁ差別は80年代以前からあったんだと思うが)


 ……つまりその時代以降の子供や若い子たちのヨーロッパ系舞台の作品イメージっていうと、と、ファミコンの剣の出てくるゲームの世界になっていくんだよね。で、ヨーロッパやアメリカの人々に対する心の面での認識(どういう人々なのかとか)が無いまま、バトル作品に浸る連中ばかりが増えるようになっていく。


 つまり、ヨーロッパのキリスト教徒(だけではないが多数がそうなのでそう言わせて。別に異教徒弾圧が正しいとは言ってない。ていうか日本人もキリスト教弾圧してたんだから、そもそも仏教徒は異教徒弾圧を批判する資格が無い)の日常とか生活とか幸福とか、そういう普段着像が欠落した状態、軽視された状態で、せいぜいゲーム世界観程度のヨーロッパ人観のまま、作品が作り続けられてる、と。


 まぁ、そこ(西洋人の心)をクローズアップしたところで最終的に作るのが殺しあいならゲスアニメに過ぎないんだが。


 最初のガンダムが何故ちゃんと見れるかというと、やっぱり富野氏が世界名作劇場でも絵コンテ切ってきた人だからだよね。人間を全体像で見てるから。あとガンダムは1話から脚本に星山博之氏(サイバーフォーミュラ、バイファム、ダーティペア、うる星、ターンA等など)が入ってる位で、氏も在日の方だから(脚本的にはめっちゃ洋画的でなんだかんだで国際派だが)。つまり反戦平和への意識は明確にある人たちが力を合わせて作ってるから、それらは言わずとも作品ににじみ出て、感動するわけでしょう。(だからガンダムオタクが在日云々など批判言う資格は最初から無いし、ガンダムオタクは絶対に極右であってはならない)


 でも今のアニメ作る人々には好戦的右派傾向の人々も増えたり、極右思考をむやみに肯定する作品も増えたり、そういうオタクマニア層も増えたり。権力者や政府や警察におもねる作品作ってる人々も増えたり。で、バトル系作ってる人も、結局は、登場人物の内面やドラマを追求したいって子たちが減って、すでに何世代か経過、って事なんだと思う。作り手やオタクやキャラクターの心の劣化は果てしがない。


 で、その舞台をアニメや漫画やゲームはヨーロッパイメージに持っていっているが、それは日本人のストレスや愚劣な内面の、国外への擦り付け行為でしかないわけです。


11:26〜35 随時

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