ていうか、長年模索して下手なままの無職なんだが!
2023.05.13 Saturday
昭和のアニメ設定画
ボクの昔(昭和50年代後半期)のオリジナルデザインの設定画(試作画)とか発掘していてサイトにUPしながら思うのは……大体、鉛筆画じゃないですか。うん。
で、みんな、なーんだ鉛筆画かよー…と思うかも知れないんだけど。確かに色々影響受けながらオリジナル作品の暗中模索だったんだなぁ…とか。
でも、当時ガンダムやイデオンザブングル・ダンバイン・エルガイム以前のアニメの設定画って、全部鉛筆なんだよね(エルガイムも鉛筆系らしい)。もちろんドラえもんなども。
理由は昔のセルアニメは鉛筆線をカーボン紙+熱で生セルに転写してアニメ線セルを作り、それに塗装していったから、元線は炭素の混ざった鉛筆じゃなきゃならない。だから、鉛筆で描けない設定画は書いちゃいけなかったんだよね。その後、設定画や原動画に極細ペンまで使用になったのはOVAが作られだして以降なんだけど。
つまり、ガンダムや東映アニメ系などの同じ鉛筆で描かれた設定と、ボクの絵は違うなぁ画力上げなきゃなぁ、オリジナルのアイデアは山程あるんだけどなぁ、なんて、中学高校時は思ってた。鉛筆線って基本だよね。
でもまぁ中2中3頃から、万年筆も使って、メカ設定練習を始めるようになるわけだが
(中3がザブングル開始年で、高1がダンバイン開始年)
(つけペンは高1から使い始めました。最初に買ったのははゼブラのGペンだったけど、いわゆるプロ漫画家のペン先を焼く方法論を使うと、漫研用のB5原稿では線が太くなって使い物にならず、高1中に画材屋で試し書きさせてもらってタチカワのGペンとガラスペンに決めた。
高2の3学期の模型情報投稿分のNBTやデスフィッターなどはほぼガラスペンです(ロットリングが高いから)。今は0.03ペン以外はあまり使いません。もしくは太い線はカブラペン。80年代後半からほぼコミック絵の主線はカブラペンです。焼きはしない(でもいまなら全部0.03で書くかも))。
でも、自分は小学高学年から中学当時、いわゆるニューウェーブ系の漫画も見る中、手塚石森藤子永井系などの過去作品も見ていたし、だから別にハードSFを藤子SF漫画みたいな絵柄で書くのもありだよなぁ、と思ってたんだよね。「TPぼん」とか当時はまってたし。(NHK地上波でもうすぐショートドラマ化されたのが放送になりますが)
それにホームページにも書いたけど、松本アニメの劇場版さよなら999でも、鉄郎に限らず頭の大きさが大きいわけ。キャラ対比表見れば解るけど。つまり当時ならではの頭身なわけね。
当時は当時。今同じアイデアならデザインは近いまま描き直したくなる。でも、色んな頭身や色んなディテールを経過して全てでオリジナルを描く挑戦をしてきた分(まぁこんだけ研究模索してる奴はプロにもいないと断言する)、色んな描き方ができるわけで、それはやっぱり、AIとかには出来ないな、って。
だって、AIはいくら絵を描いても、頭も悩まなきゃ手も痛まないでしょ。戦争ロボの絵を描きながら心痛む事もないし、全然違うよね。
そんな中、色々長年(いま2023年!)模索していて、絵柄はボクも変わってしまったし、いま自分の立ち位置は現代アートであってアニメコミックとは言い難いわけだけど、その分、先は進めているとは思ってます。
Nectaful-ααα創作ログ
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