ていうか、また浪費した55歳無職なんだが!

 2023.06.14 Wednesday

Casiotone CT-1000P(カシオトーン 1000P)


80年代のシンセサイザー、Casiotone CT-1000Pです。


 近場のリサイクルショップで買いました。持って帰ってくる時めっちゃ重かったです;▽;


 色々調べたんですが、国内販売についての情報が少ない・・・ざっと見、国内情報よりも海外の情報の方が多いカシオトーンです。取扱説明書も海外版のPDFは見つかるんですが・・・。海外ページでは82年9月発売、となってる


 


 機能的には61鍵で、基本10音色プリセットで、どちらかというとジャズオルガンやセレスタ系の音が鳴るキーボードですが、現在の1000Vの元祖的「1000」のナンバーを振られたカシオトーンだけあって、当時の機能としては相当な多機能です。音色プログラミングでFEET、ENVELOPE、MODULATIONの数値(各10ずつ)を組み合わせる事で、10X10X10=1000種類の音色を作ることが出来ます。


 つまり、タイトルの1000って、その10X10X10から来ている。作った音色は(電源抜くと消えるけど)10音色記録可能。なんとなく、通常のアナログシンセのADSRのADSに相当する操作ができます。


 また、それぞれの音にビブラート、ディレイドビブラート(少し遅れてかかる)、ヘビービブラート、サスティン(通常ADSRで言うリリース)の4種の効果を付けられる。面白いのはヘビービブラートかな・・・高低2音間をブレる音が出ます。・・・1000どころじゃ無いじゃん!!(でも差に気付きづらい音色もあるので、そのくらい効果が付いていた方が納得行くかも)


 


 鍵盤はチューニングダイヤルで基準のラを440周辺から下221、上660位?までアナログ的に合わせることができます。左2オクターブはスプリットで右と分離し独自に音色セット可能。このキーボードの最大の機能として、(オート)アルペジエイターがあり、自動アルペジオを簡易プログラムして、鳴らせます。割と簡単にテクノっぽく演奏できる。(先のダイヤルでアルペジオの速度変化できる)


 


 ていうか、このシンセって、機能的にはアナログシンセになれた人向けに簡易版にされて作られてるような気もする。でも当時的にはKORGがとっくにDCOを積んだシンセを出したりしているわけで(ボクが前ジャンクで紹介したような)、このCT-1000Pも、本当にアナログオンリーかは分からない。いや、なんていうか音自体はジャズオルガン的というか、極めてエレクトーン的なんですね。アナログシンセという意味では、ボクの自作シンセの方が「らしい音」が出るし、ADSRもしっかりしてるし、音色無限って意味ではボクの作ったのの方がはるかに強い。でも、何より製品でしっかりした鍵盤が付いているのはうれしいし、当時こういう音の出るシンセが割と人気はあったのかもしれず(太い音のアナログシンセの時代からもっとキラキラ音の時代へ、みたいな?)、実際アルペジエイターは重宝するとも思います。


 あと、なんていうかすごく弾きやすい。子供の弾くオルガンみたいな感覚で弾ける。子供でも簡単にシンセ楽しめるみたいなすごさはあります。いくらだったんだろうなぁ、これ・・・・・・


 


 まだいまいちメモリーボタンとかの用法で分かってない所もあるんだけれど、既成品メーカーものシンセサイザーなので、音自体は安定しています。このまま持っておくか手放すかわからないけど、機能的にはちゃんと知った上でないと決められない。


 ちなみにMIDIは無し。底面は木製です。当時感満載・・・^^;


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