ていうか、イスラエルとハマスはどっちも滅びてほしい56歳無職なんだが!

 2024/01/28 08:20

実力を勘違いする報道は問題

直前の、国際司法裁判所によるイスラエルへの措置命令記事についての、朝日新聞記事問題についての続きです。




 つまり簡単に書くと、措置命令の意図は、「パレスチナ人自治区のグループ(つまりパレスチナ人グループ)のメンバーを、いかなる小グループでも、グループ性を理由にメンバー複数の殺害や暴行傷害(心的外傷を与える圧力行為や出産の阻害をしてはならない」、というものでした。しかし朝日新聞報道はその意図を伝えられておらず、扱い方が極めて小規模だった、また、ジェノサイド認定には数年かかるというのも違うのでは?(現地に国連関係職員がいたわけなので)という事が下に書いた趣旨です。




 で、この項のテーマは、朝日新聞による国際司法裁判所措置命令軽視と、思考誘導の問題です。件の記事の後半では、国際司法裁判所の措置命令に法的拘束力はない、と書いています。






 つまり何も変わらないといいたいのだと思うのですが、それは違います。




 理由は、国際的にジェノサイド条約違反であってもなくても、国際的に国家としてある国家が許されない侵攻や民族弾圧行為をしていれば、国連は多国籍による国連軍(国連艦隊でも)を発動させる事が可能だ、という事です。そしてその基準には当然、国際司法裁判所の命令無視などがあったりする。


 


 問題は、なかなか国連軍は発動しない、という事で。つまり今回の場合はアメリカなどが障害になりますが、常任理事国の拒否が一か国でもあれば国連軍は発動しません。


  しかし、それは国際司法裁判所の意見が意味がないという事ではなく、むしろ極めて重要な、明文化された国際正義の宣言でもあります。国家が守るべきルールの宣言です。




 仮に万一(ボクもアメリカは拒否して国連軍は動かないと思いますが)国連軍が動くとしたら、それはこういう国際司法裁判所などの国際法判断が背骨にあるわけです。




 しかしそれらには常任理事国という壁がある。そもそも国という壁がある。しかし「法的拘束力はない」というのは、国際司法裁判所のスタンスや望みではないわけで、つまり朝日新聞の報道は「常任理事国が拒否するだろうから、法的拘束力はないだろうなぁ」という「見込み」であり、国際司法も実行手段である国連軍も軽視しています。何より多くの国々の判事の意志を軽視している。


(つづく 8:29)




※ というか、この間、台湾総統選挙の時のワイドスクランブルの高齢の解説の人が、台湾の人々の主張を、中国政府が実力で黙らせるのは無理ですよ、という言葉があって、しばらく考えているんだが、、、




  「実力」っていうのを、武器重火器や戦車戦艦戦闘機やミサイルを使った武力=暴力だと、認識するようになってしまったマスコミが本当に増えてしまっていて、朝日系メディアなどもそういう認識なのだなと(そりゃテレビだって国防装備や警察装備にからんだ財閥系や産業系などとのつながりで生きてきたような部分もあるし)、絶望しているわけだけれど。




  というか人間社会にとっては本来、戦争や国防の武装集団の殺傷制圧能力なんてものは実力では無い。実力も何でも無いじゃないですか、そんなもの。




 人間社会にとっては、言葉や農工商や衣食住やスポーツやエンタメ、つまり、戦闘や戦争や略奪ではないもので生産を続けて生きていくのが本当の 「実力」だと断言できる。




 言葉や生産力や意思疎通能力で生きていく事が「実力」です。対価を払わず暴力で略奪することは実力ではない。だからこその文民統制でしょ?


  ところが最近のマスコミ報道でも国際政治学者でも、政治家でも、軍事力や政治力を実力だと認識し発言し続けるたがる。「実力をもってこれを排除する」とか言うわけだけど。(そりゅもちろん日本にマシンガンなどもった他国兵士が一人でも入ってくるなら、日本は彼らを一人残らず射殺して構わないが、それは本来言葉で解決すべき事なので、実力でもなんでもない。)  




 つまり、言葉による意思表示や生産能力など以外のもの、というか平和に反した武力を「実力」だの「実力行使」だのと言ってはならない(言うべきではない)わけで、それをマスコミも政府もネット民も最近忘れてしまったというか、、、マスコミがそういう風に変わってしまったのが、嘆かわしいというか。




  (ボクのオリジナルキャラクター群もここ二十年近くのキャラクターはほとんど武器持たせてるキャラクターはいないです。武装キャラや武装メカって実力無いっぽいな、というのが理由です。) 




  武力暴力は実力では無い、という事は、世界中の人々が骨の髄から理解しておかねばならない事だと断言します。 9:23






※※ つまり、 ボクの書きたかった違和感というのは、、つまり「ペンは剣よりも強し」(デマをマスメディアが書けば筆の暴力だが)、を新聞マスコミが標榜するなら、国際司法裁判所の措置決定は、そもそも、第二次世界大戦後の勝利国家群の価値観で国連が作られた経緯を思えば、決定的ターニングポイントになった措置命令(第二次世界大戦の被害民族国家をジェノサイド容疑国家であるとして措置命令をくだした) の明文化なので。


  つまりボクの考え方では、国際司法裁判所の措置決定文そのものが「実力」なんだよ、ってスタンスを揺るがすべきではないわけです。


 軽視をしている風潮スタンス自体が異常だ、という事なんだよね。




 ※ というか、「実力」概念をボクの主張まんまとするなら、たとえば日本は、衣食住農工商エンタメを、侵攻加害国家には輸出しない、という考え方でもいいわけですよね。 エンタメを輸出しないだけでも、武器になる。 9:46






※ あと、国連軍と書いたけど、PKFも国連軍なので。今回の措置命令をイスラエルが命令どおり批准するなら、侵攻は少し収束するので、イスラエルがそれでも侵攻をやめなければ、国連の平和維持軍(PKF)が入れられる、って事ですね。PKFを海上から入れるその前ふりとしての、今回の措置命令になるのでは。(まぁアメリカが反対すればぽしゃるけど、それも国際司法裁判所の責任ではない) 10:09~33


  というか、PKOをパレスチナ自治区に入れる事には全く問題がない。その上でも今回の国際司法裁判所措置は大きな意義がある。 10:23~33




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※※ あと、これは個人的疑問なんですが、今回記事の「集団殺害」という四字熟語用法は定着すべきではないと思っています。極めて疑問。


  「集団暴行」は、集団での暴行、でしょ?既に日本社会的に定着してるじゃないですか。でも今回の「集団殺害」は、killing members of a group、の単なる和訳だったはず。実際には「集団への殺害」の意味なのに(集団メンバー理由での殺害を禁ずる、のはずが)、四字熟語の作り方が変になっていて、日本でいう集団暴行と用法が違う。定着すべきではない用法だと思います。 18:22




 ※ つまり今回の措置は、パレスチナ人グループたとえば5人から10人の部屋に(例えばハマスと仲がいい扱いに仕立てられた看護士飲み会)、マシンガン持った一人のイスラエル兵が乱入し、2人から10人を乱射して殺害と傷害した、のようなケースも禁止している。 だから「集団殺害」だと変。 18:33


※ ボクが新規に訳するなら集団理由殺害や集団理由殺傷と訳します。18:39

※ ながなが更新して論文的にするのはボクもキツイんだけど、出来る限り少ない数にしたいので、、、


  つまり今回のジェノサイド禁止にするための措置は、集団による虐殺よりむしろ、パレスチナ自治区の人々の集会・結社の自由を害するな、や、彼らの当然の権利であるイスラエル反対集会の自由を害するな、とか、心身ともに健康に過ごす権利や子供を産む権利(基本的人権


。)など、そっちにウエイトが置かれている、という事だと思います。


  少なくともこれで病院や学校などへの攻撃は禁止(おおまかなグループなので)。でも、侵攻がガザ南区やそれより南に及びつつある今、雑に広範囲爆撃されれば結局パレスチナの人々は大勢死ぬので、おおまかな停戦要求を出さなかったのは、ミスはミスだと思う。 22:22~29




  やはり国際司法裁判所の措置命令について朝日新聞報道が「法的拘束力がない」など見込み的な報道で軽視をするのは、いわゆる朝日の80年からの慰安婦誤報を国連に情報として流れてしまい(国連としては日本政府が信用できなければ最初に報じた朝日にジュネーブ支局づてに聞くだろう)、国連での旧日本軍慰安婦問題批判を倍加させてしまったわけで(それはRAA日本人慰安婦もいたくらいだから日本も批判を受けて当然なんだが)、つまりそういう誤報が国連に流れた自体が、ある意味国連軽視であったともいえる。 23:33~39


  あの頃の国連での日本バッシングでさえ、かなりのものだったのだから、まして国際司法による措置命令が軽いという事は無いはずだ。 23:44

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