ていうか、既存の作品に投資できない56歳無職なんだが!
2024/05/24 16:57
ウルトラ・ライダー・ガンダムなどの問題点
97年から2000年まで実験的同人(個人サークル)活動をしていて、その中で俺ガンダムや俺ライダー(どっちも実はガンダムやライダーではないオリジナル企画をガンダムやライダーの形式にしてみたものだったのだが)やオリジナル企画オリジナルデザイン(俺ミクロマンビークル含む)etcの本を出してみた事があって、それを書いてた時に、やっぱりテレビでやってる作品それぞれって、原典からして平和を目指したり、人々に戦争をやめさせる作品としては破綻してるよなぁ、と思っていた。
そもそも玩具会社が戦闘ロボット玩具やプラモやヒーロー怪獣怪人玩具を売るために各話絶対戦闘シーンありで当時は作っていたわけなので、平和よりは戦いを描きたいに決まっているわけなんだが、、、
ウルトラの問題点は、主人公が必ず怪獣に対する防衛隊の一員である、という事で、つまり指揮系統の下にいたり、防衛隊そのものが防衛軍などの下にいる事で、つまり結局それをみた子供たちはウヨ的視点や国防的視点を持つ事になっていく、って事である。これは金城氏が変換前の沖縄から来てウルトラシリーズ構成を始めたからというのもあるんだが、亡国に対して自身で国を守るべきという主張が強く、結局国防偉いに視聴者の子供の気持ちを吸い寄せていく。というかそもそもウルトラって巨大怪獣に依存しているがゆえにリアリティーは無いんだが。
ガンダムも同じで主人公はなんだかんだで地球側についたり、そもそも軍隊の一員におさまっている。平和を希求しながら軍の一員になるだとか、そもそも「平和のために戦う」というのはそもそもが矛盾で、軍隊など組織の中にいればいるほど人は何もできなくなるにもかかわらず、主人公はどうしても組織の中にいるし、革新を目指しながら革新側の敵に回って革新にブレーキをかけるというアンビバレントばかりで。その割ロボット開発者の子供がパイロットってパターン多いんだよな、、、ガンダムは。で、そもそも軍事バトルで物事を解決しようって話に過ぎないからね。目的自体が軍事的に相手を倒す事になっちゃってるし。ゆえに大量に人がありんこのようひ死ぬしトラウマ表現ありきだし。
で、しかも敵側も人間だからそれなり正義があるとか言って、カッコよく描くから人気も出るでしょ?敵にも味方にもファンがつく。何をやりたいの?!って事になるよね。
何でロボットを軍の一部として運用したがるんだ?という自分の疑問に対して「軍の統制下に置かなきゃ」論があるんだけどボクはその「ロボットの軍用化及び軍所持化ありき思想」自体に反対だしなぁ。
つまりボクは、ウルトラやガンダム(ライダーの問題についても後で書くが)のストーリーテリングの基本自体、エンタメ向けで戦争をなくすためには意味がないと思っているんだよね、昔から。各作品はストーリーの原作基本設定自体が世の中から戦争をなくす目的でテーマを描くために作られたものではないと思っていて。つまり原典の基本設定は、やっぱり6、70年代のものだから古い。だがやっぱりファンやスタッフが原典崇拝してるから同じ設定で作りたがる、、、って事である。
だからそうじゃない語り口じゃなきゃ、って意識は昔からあって、そういう企画実験をしたりしていたわけなんだが。
つまり結局それらの定番シリーズがいまだに続いているのは、みんなが他人の戦いを見たいだけだからだよね、、、とはずっと思ってきた。エンタメだもんな。今でも変わらないけど。
( ~17:05 つづく)
※ つまり原典の世界観と人間関係フォーマットが冷戦時代のそれで、古い。で、抜本的マイナーチェンジはしてるんだけど、根本は変えないから、結局視聴者が士農工商の士崇拝(軍事崇拝と戦士崇拝)思考に退化しちゃうわけね。それを繰り返すからいわゆる「旧OS」ばかりがはびこる。旧OSが旧OSだと自覚してればいいんだけど、、ってことである。古きよき昭和ブームは全然いいんだよ。もともと良し悪しって現代の流行りや風潮が決めるものでもないので。 18:58
※ つまり平成後期や令和のネット世論ごときで、物事の良し悪しや表現手法の良し悪しを決めるなとは思うけど。でも最近世の中、深夜アニメでも、ただの女子のヌードには異常に厳しいのに、女子キャラや児童キャラへの残虐描写には異常に甘いんだよね。今週の某アニメを見ていても思ったが。 20:47
※ 仮面ライダーや戦隊の原典的問題点も無数にあるんだけど。漫画には問題が薄くともテレビ手法としては問題が多かったりその逆だったり。まぁ結局戦闘シーン必須の作品である事が、テーマ作品としての破綻につながり、それが連綿とリフレインされている、って事なんだが、、、。 で、他のクリエイター作品の要素なども無理やり入れる形で続いてきてるので、ギーツの時のGANTSパクりだかオマージュだかの騒動など枚挙いとまないし(ボクもやられてるしなぁ)。で、何でも主人公たちの心の反応を「戦い」につなげてしまうからね、、、例えばさ同じ石森作品でもロボコンだったらもうちょっと知恵使うとか戦い以外で解決図るとかするでしょ?ライダーだと全部見栄えよい戦いになるわけでね、、、で、昔みたいなゲスト市民とのドラマも減ってるし。 5/25 14:27~33
※ というか「ヒーロー」ものだからこそ、限界が来るに決まってるんだよねぇ、、、ヒーロー(英雄)って人々の人数に対して極めて少ないからこそ「ヒーロー」なんだけど、つまり誰もがなれる存在ではないし、逆に誰もがヒーロー化したらパワーインフレや戦士インフレ起こして衝突ばかりになる。「いつもケンカばかりしてるからライダーは見ない」って子供たちがフリマにめちゃくちゃ多かったからね、昔からだよそれ。 というかライダーは最近ロケ現場の都合か狭い地区を舞台に話が進む事が多いから、なおさら子供たちにとって「自分たちをたすけてくれないライダー」になってるんだよね。つまり子供たちを助けられない架空のヒーローが、何を頑張ってるのかは分かりやすく見せるべきなんだが、特殊用語ばかり目立つから子供にテーマが全く伝わってない。 18:47~18:53
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