ていうか、つまりつまりうるさい56歳無職なんだが!

 2024/06/13 00:16

虎に翼は駄目

「虎に翼」は、現実の三淵嘉子さんを描いたドラマとしては、駄目だと思う。あまりに現代の女性フェミや権利主張側に媚びすぎている。三淵さんについては中学か高校時代の授業で教わった事があると思うんだが。


 つまり、ドラマ的に、現実のいわゆるヒステリックかつ頭がガチガチの理屈じみた女性権利主張の人々に、寄り添いすぎた主人公設定になってしまっていて、つまりは三淵さんの人間性が改竄されすぎているのでは?と感じてしまう。


 朝ドラが世界のNHK衛星放送される上でのポリコレ全適応が、こういう人間性改竄をしているのは色々な意味で解りみありすぎるわけだが、三淵さんの人間性をモチーフの方より低く低く描いている所がどうにも見ていてハラワタニエクリかえる、というか納得ができない。


 


 家庭裁判所の設立に役立ったなら裁判官にしてもらえる、という約束について、家裁準備のリーダーである多岐川氏に言って詰め寄る寅子に多岐川が「バカモン!!」と怒るわけだが、つまり見ながらボクは「主人公自身の人生の都合しか考えてない奴が、家裁で裁判するとかちゃんとできるわけないじゃん」と思って。つまりもうこのドラマを親と付き合って見ながら極度にイラつきがたまっていた日々を思いかえしていたのだが。


 しかし多岐川の怒りはもっと早く言え、なんで家裁の理念を教わっていないのだ、、となり。


 つまり、さっきボクが書いたモチーフの三淵さんにはあって、主人公の寅子には無いもの、、、その人格的上の欠点や、利己性を、ドラマのセリフでたくみに回避するんだよね。ポリコレ的なセリフまわしで。それは駄目だと思う。


 


 つまり、三淵さんの半生記で「利己的だった」などの述懐が仮にどっかにあっても、それが当時全面から漲ってたとは限らないわけで。、、、


  つまりこのドラマを見た人が家裁の裁判官になんてなれるのかよ?断じて絶対に無理だろ、って事なんだよね。


 


 裁判官は弁護士も検事の、まぁ民事調停なら双方の弁護士の意見を聞いて判決を出さなきゃならない。もっというと、裁判官は自分で捜査はできないから民事なら双方弁護士の言い分で判断するしかない。そこで公平な裁判官になれるかは、つまりどこまで双方の意見をとことん聞けるか?であり、このドラマの主人公には主人公にはその「相手の意見をとことん聞く姿勢」が無い。うわべだけである。そういう裁判官は現代では多いのかも知れないが、ろくに法整備もされてない時代の家裁の調停裁判などに最初からたずさわってたようなすごい人を、現代の裁判官と比較してこんなもんだろみたいに描いたり演じるのは絶対に駄目。レベル低すぎる。駄目。


 


 ~0:23


 


※ つまり、当時は「女性は結婚したら子育てをしながら家庭の中にいるべき」というのは確かに普通で、だから「家庭裁判所は女性や子供を守りつつ少年の非行犯罪も取り扱う」という事で三淵さんも頑張っていたとは思うんだが、その「女性は子供を愛するべき」などについてもいちいちポリコレで現代の一過性世論に合わせるなら、それは三淵さんを描いているのではないし、三淵さんでなくてもどうでも良くなっちゃうのでは??? 0:44


※ つまり、男性も女性も育児に参加すべき、は解るんだが、戦争になった時に兵隊に取られるのが男性なら、子供を守れるのは母親か祖父母になるわけなので、家庭裁判所はその辺(家族問題や少年少女の非行の問題)を扱う以上、こういうドラマでベクトルの違う「女性の権利」云々に焦点を当てすぎるのは、結局主人公の利己主義に目が向いてしまうだけで、三淵さんを描いてないだろ、って事になる。 ていうかこれまでの物語で少年少年の非行問題も遺産相続問題も出てきてないでしょ?、、、何やってんの?なんだよね、、、 0:48~0:51

軽く見られがちな問題を、愛情を持って取り扱う事が、家庭裁判所の本分であるとすれば、そういう主人公やそう至る過程を描くべき。 9:45

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